京都~高野山の直行バスが登場。外国人向けだけど、便利そう

関空からも

京都~高野山を直結する高速バスが登場します。訪日外国人観光客向けの路線ですが、日本人旅行者にも意外と便利そうです。

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1日2往復

京都駅~高野山を結ぶバスを運行するのは、京阪バスと南海りんかんバス。路線名は「京都高野山線」で、運行期間は2019年9月20日~11月24日。期間限定ですが、利用状況をみて通年運行も検討するとのこと。

期間中、1日2往復します。所要時間は片道2時間40分程度で、価格は大人片道2,500円です。

時刻表は以下の通りです。

■高速バス「京都高野山線」時刻表

京都駅八条口09:20→高速京田辺09:40→奥の院前(高野山)12:00
京都駅八条口13:40→高速京田辺14:00→奥の院前(高野山)16:20

奥の院前(高野山)09:20→高速京田辺11:40→京都駅八条口12:00
奥の院前(高野山)14:40→高速京田辺17:00→京都駅八条口17:20

高野山
画像:京阪バスプレスリリース

鉄道は複雑な乗り継ぎ

高野山は、2004年に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されました。宗教都市の独特の雰囲気が外国人観光客に人気です。京都は、もちろん日本を代表する観光地。しかし、この2つの観光地を結ぶ路線はこれまでになく、移動するには鉄道を乗り継ぐしかありませんでした。

鉄道利用の場合、京都駅~大阪駅/梅田駅~難波駅~極楽橋駅~高野山駅という経路をたどるのが一般的です。鉄道に乗り慣れた当サイトの読者の方なら、なんてことない乗り継ぎでしょうが、日本に初めてやって来た観光客には、複雑に感じるでしょう。

高速バスなら乗り換えなしで、京都駅~高野山の奥の院まで運んでくれます。所要時間2時間40分も、鉄道乗り継ぎと変わらないか、早いくらいです。そう考えると、この路線の価値は高そうです。

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フリー乗車券も

運行開始に伴い、高野山内の路線バスが乗降自由となる「高野山内バス2日フリー乗車券」とのセット券も+500円で発売します。高野山の宿坊に1泊して、「根本大塔」や「金剛峯寺」、「奥の院」などを周遊するには、便利なチケットです。

高野山を目指す日本人旅行者にも、このバスは便利かも知れません。東京など東海道・山陽新幹線沿線から、京都駅での乗り換え1回だけで高野山へ行くことができるからです。

関空からのバスも

ちなみに、高野山と関西空港を結ぶリムジンバスも、秋季限定で運行されます。2019年の運行期間は9月1日~11月30日です。

時刻表は以下の通りです。

■リムジンバス「高野山・関西空港線」時刻表

関西空港第2ターミナル11:17→関西空港第1ターミナル11:30→大門南駐車場13:07→高野山(奥の院前)13:15
高野山(奥の院前)14:35→関西空港第1ターミナル16:17→関西空港第2ターミナル16:28

高野山はアクセスが不便なのが、魅力でもあり欠点でもありました。でもこれからは、遠方からも訪れやすい観光地として、少しイメージが変わるかも知れません。(鎌倉淳)

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