沿線自治体が廃止を受け入れたJR札沼線医療大学~新十津川間について、廃止日を2020年5月7日とすることで最終調整がおこなわれているようです。
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10月に廃線合意済み
札沼線医療大学~新十津川間47.6kmは、JR北海道が廃止を提案し、沿線の当別、月形、浦臼、新十津川の4町が、2018年10月12日に廃線とバス転換を受け入れることで合意しました。
廃止日については未確定でしたが、沿線4町が協議をするなかで、積雪期に入る前の2019年中の廃止のほか、通学で利用する高校生に配慮して、年度末の2020年3月限りで廃止する案が検討されていました。
「さよなら乗車」に対応
ただ、3月末廃止となると、春休み中です。「さよなら乗車」で全国から鉄道ファンが駆けますが、積雪期でもあり、混乱が生じる可能性もあります。
そのため、北海道新聞2018年12月8日付によりますと、「雪による運休の心配がなく、廃止関連イベントにも人が訪れやすい5月の大型連休に合わせた日程が浮上。連休最終日の5月6日に最終列車を運行させ、翌7日に廃止とする方向となった」とのことです。
12月20日には、JR北海道の島田修社長と4町長が廃止関連文書に調印し、国土交通省に廃止を届け出ます。廃止日もそのときに正式決定する見通しです。
鉄道事業法では、路線を廃止する場合、1年前までに国土交通大臣へ届け出なければなりません。廃止日が2020年5月となれば、廃止日まで1年5カ月程度の期間があり、余裕をもった廃止日設定となりそうです。
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