「ムーンライトながら」「ムーンライト信州」2016-2017年冬の運行日と時刻表。「信州」は3日間のみの運行に

「ムーンライトながら」と「ムーンライト信州91号」の2016-2017年冬の運行日が発表されました。「ながら」は2015-2016年冬と同じ運行日で、12日間の運行となりました。「信州」は1日減少して、わずか3日間だけの運行となりました。

最近は運転日が減少傾向の両列車ですが、2016-2017年冬は「信州」が少しだけ減りました。

広告

「ムーンライト」2016-2017年冬の運転日

まずは、2016-2017年冬の「ながら」「信州」の運転日と時刻表を見てみましょう。

2016-2017年冬の「ムーンライトながら」の運転日と時刻表

■東京発
12/22-1/2 
合計12日間
東京 23:10→大垣 05:50

■大垣発
12/23-1/3 
合計12日間
大垣 22:49 →東京 05:05

2016-2017年冬の「ムーンライト信州91号」の運転日

■新宿発
12/22.29.30
合計3日間
新宿 23:54→白馬 05:40

「ながら」「信州」とも2014-2015年冬と比べ、運転日数が1日減少しました。時刻表はこれまで同様です。

車両は「ながら」が185系の10両編成、「信州」が189系の6両編成で、変更はありません。いずれも国鉄時代に製造された特急用車両です。

広告

「ながら」は健在

「ムーンライトながら」は、かつての「大垣夜行」の流れを汲む東海道本線の夜行快速列車です。2009年までは定期列車でしたが、格安高速バスの増加の影響などを受けて学休期のみ運転する季節列車に縮小。近年は青春18きっぷ期間のうち利用者の多い時期に限定運転されています。

最近は運行日が減ってきましたが、冬休み期間中に2週間近く運行されますので、まだまだ健在と言えそうです。

ムーンライトながら

「信州」は少し心配

「ムーンライト信州」は、かつての「急行アルプス」の流れを汲む中央本線の夜行快速列車です。2002年に「急行アルプス」の夜行列車が廃止されたのに代わって登場しました。長野県の登山・スキー・スノボ客が主な利用者層ですが、近年はこちらもツアーバスの影響を受け、運転本数は減少しています。

それでも、春夏秋は登山者に根強い人気があり、運行本数はまだ多いですが、冬季のスキー・スノボではゲレンデ直行のバスの利便性が高いからか、「ムーンライト信州」は不振のようで、最近の運転本数は限られてきています。以前は1月や2月の週末運行もあったのですが、昨シーズンに引き続き、今シーズンもないようです。

今冬は3本しか運行されなくなった「ムーンライト信州」。冬季運行の将来が少し心配です。(鎌倉淳)

広告
前の記事小田急「ロマンスカー大増強」まとめ。70000系投入、EXEリニューアル、朝ラッシュ・深夜に増便へ
次の記事「綜合時間表 九州版」が休刊、事実上の廃刊か。「九州時刻表」は季刊化