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JRバス「ドリーム号」で2013年3月から変動運賃制度を拡大。払戻手数料も値上げへ。「新高速バス」制度への移行に着手

JRバス関東・JR東海バスなど、JRグループのバスでは、東京からの一部長距離路線で変動運賃制度を拡大します。同時に運行距離400km以上の一部路線で、払い戻し手数料も期間により値上げします。

具体的には、東京・新宿-名古屋線、東京・新宿-京阪神線、東京・新宿-四国各線の夜行便の運賃を、2013年3月11日(東京・新宿-名古屋線は3月1日から)から乗車日によって変動額を細分化します。
JRbus
 写真:JRバス関東ウェブサイト

新しい運賃制度では、乗車日によって運賃が3~4段階に分かれます(東京・新宿-四国線は3段階)。東京駅・新宿駅-大阪駅JR高速バスターミナル間の「ドリーム号」(3列シート)を例に取りますと、一番高いS期間が8600円、続いてA期間が8400円、B期間が8200円、一番安いC期間が7200円となっています。早売の制度は存続しますが、路線や時期によっては設定されない場合があります。

この期間が具体的にどうあてはまるかというと、簡単にいえば「S」が金曜日、「A」「B」が週末や学休期、「C」が学休期以外の月~木となります。月~木はかなり安いのですが、金曜日は突出した高額になるわけで、要するに「曜日別運賃」と言っていいでしょう。

また、3月11日からは、JRバスの「一般乗合旅客自動車運送事業約款」が変更されますが、これにより払い戻し手数料制度が大幅に変更になります。具体的には、東京エリア~京阪神、四国、和歌山、盛岡、福井、金沢の路線で、乗車日の2日前までが100円、前日から発車時刻までが運賃・料金の20%が払い戻し手数料となります。「早売」などの割引乗車券については、乗車日の12日前までが100円、11日前から発車時刻までは運賃・料金の20%が払い戻し手数料となります。これまでは、一律で乗車前までに払い戻せば100円の手数料で済みましたので、時期や運賃によっては大幅な手数料の値上げになりました。さらに、割引乗車券の購入後の乗車変更が不可になります。

また、東京エリア-京阪神、和歌山、盛岡、福井、金沢の路線で、3月10日乗車分を以って「みどりの窓口」での販売が終了となります。東京エリア-名古屋などは「みどりの窓口」での販売が存続されます。

今回の制度改変の背景には「新高速バス制度」の導入があり、それに対応した運賃制度への変更に着手したといえるでしょう。幅運賃や払い戻し手数料の設定の自由度が増したため、それを活用しようということです。言い換えれば、JRという高速路線バス(乗合バス)の代表格が、ツアーバスに運賃形態を近づけたとも言えます。払い戻し手数料は実質値上げですが、もともと「直前でもキャンセル料100円」という金額が低すぎたのであって、値上げに反対する声はあまり起こらないのではないでしょうか。

こうした動きは、今後、他の乗合バス(路線バス)会社にも拡大していくと思われます。

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