高速バス→田園都市線の「用賀PA乗り継ぎ乗車券」が廃止

降車バス停は存続

首都高速用賀パーキングエリアでの、高速バスと東急田園都市線の乗り継ぎ乗車券が廃止されます。

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徒歩5分の乗り継ぎ

首都高速道路3号渋谷線で渋滞が発生したとき、高速バスに遅延が生じることから、用賀パーキングエリア(PA)で降車することが可能です。用賀PAから東急田園都市線用賀駅までは約300mで、5分ほどで乗り継げます。

乗り継ぎ利用を希望する利用者には、用賀駅から渋谷駅までの乗り継ぎ乗車券を高速バス車内で100円にて販売(通常運賃200円)しています。

用賀乗り継ぎ
画像:国土交通省関東運輸局

今後も降車は可能

この施策は国土交通省の関東運輸局が「用賀 PA 高速バス&レールライド」として、2011年10月から実施しているものです。東急バス、京王バス、小田急箱根高速バス、富士急行バス、JRバスなどが参加してきましたが、2019年9月30日の利用分を以て終了します。

事業終了の理由について、関東運輸局では「利用実態が多様化しているため」と説明しています。乗り継ぎ利用者の減少を指しているとみられます。

なお、今後も用賀PAの降車専用バス停は残り、渋滞時に降車することは可能です。「乗り継ぎ乗車券」が廃止されるだけです。

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