東京駅~成田空港、格安バス1500円に。「エアポートバス東京・成田」が値上げ

京成電車よりだいぶお高く

東京駅~成田空港間を結ぶ格安バス「エアポートバス東京・成田」が8月1日から運賃を値上げします。新運賃は片道1500円となります。同時に増便をおこないます。

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2020年から共同運行

「エアポートバス東京・成田」は、銀座駅・東京駅日本橋口~成田空港を結ぶバスです。京成バス、ジェイアールバス関東、ビィー・トランセホールディングスの3社が、「東京シャトル」「THEアクセス成田」を路線統合し、2020年2月1日から運行を開始しました。

現在は京成バス、成田空港交通、ジェイアールバス関東、平和交通、あすか交通、西岬観光の6社体制となっています。

エアポートバス東京成田
画像:エアポートバス東京・成田ウェブサイトより

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片道1,500円に値上げ

「エアポートバス東京・成田」は、当初、片道1,000円の格安価格でスタートしました。しかし、2021年3月1日に、運賃を1,300円(小児650円、深夜便は大人2,600円)に値上げしています。

さらに、2024年8月1日から、片道1,500円(小児750円、深夜便は大人3,000円)への値上げを実施すると発表しました。

値上げの理由は明記されていませんが、人件費や燃油費の高騰が理由とみられます。

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約30往復の大増便

値上げと同時に、ダイヤ改正もおこないます。現状の東京発75便、成田空港発79便を、8月1日から東京発103便、成田空港発109便とします。

約30往復の大増便で、早朝から深夜まで、ほぼ全時間帯で5~10分間隔で運行します。

運行会社にも変更があります。現行の6社に加え、新ダイヤでは、京成トランジットバス、千葉内陸バス、千葉交通が加わり、9社体制となります。

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京成電車よりだいぶお高く

片道1,500円となると、当初の「1,000円」に比べ割安感は薄れます。絶対的な価格だけなら、京成電車(本線1,060円、スカイアクセス線1,280円)より、だいぶ高くなりました。

とはいえ、着席保証で東京駅と成田空港を直結というのは、使いやすいものです。増便にあわせた価格改定ということもあり、理解を得られやすいかもしれません。(鎌倉淳)

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