LCCピーチに変更可能な「シンプルピーチプラス」が登場。新運賃の利用価値は?

ご旅行は計画的に

LCCのピーチ・アビエーションが、2,000円の追加で搭乗便の変更ができる新運賃「シンプルピーチ」の発売をします。何度でも変更自在な運賃に利用価値はあるのでしょうか。

広告

身軽な旅行者も変更可能に

ピーチの新運賃「シンプルピーチプラス」は、同社の全路線を対象に、「シンプルピーチ」運賃の新規購入時に2,000円を追加することで、搭乗便の変更が何度でも可能になる新運賃です。ただし、変更は予約便出発時刻の1時間前まで。変更後のフライトは同一区間に限られ、変更できるのは搭乗2日後以降のフライトです。

変更後、運賃が高くなる場合、差額が別途必要です。運賃が安くなる場合、差額の払い戻しはしません。2月9日より発売開始しました。

ピーチには、これまでも予約変更が可能となるオプションとして、「バリューピーチ」や「プライムピーチ」運賃が設定されています。しかし、これらの運賃は、座席指定や受託手荷物などをセットにしたもので、「予約変更可」だけのオプションがついた運賃は、今回が初めてです。

「シンプルピーチプラス」により、受託手荷物がなく、座席指定などが不要という身軽な旅行者も、変更可能のオプションを付けることができるようになります。

ピーチ
画像:ピーチ・アビエーション

変更先は2日後以降

では、このオプションは、旅行者にとって、どのくらい利用価値があるのでしょうか。

まず、「シンプルピーチプラス」で変更できるのは予約便出発時刻の1時間前までなので、搭乗当日になって体調が悪くなった場合に、日程を延期したりするのには使えます。単純に「乗り遅れそう」という場合も、出発1時間前までの判断で変更することができます。その点では、使い勝手はいいでしょう。

ただ、可能なのは「変更」であって、キャンセルではないので、体調が悪くて旅行自体を取りやめるのであれば、このオプションには意味がありません。

また、乗り遅れの場合も、予約の取り直しは2日後以降の便になりますので、「当日の次便で」というわけにはいきません。これは、ベースとなる「シンプルピーチ」運賃が、出発2日前までしか予約を受け付けていないということと関連します。

広告

「バリューピーチ」のほうが

変更可能な運賃である「バリューピーチ」の場合は、搭乗日当日や翌日便への変更も可能です。そう考えると、便変更の可能性があるのなら、「バリューピーチ」にしておいたほうが、利用価値が高そうです。

「バリューピーチ」の価格は路線や便により異なりますが、国内線で2,500~3,000円程度なので、「シンプルピーチプラス」との差は大きくありません。

さらにいえば、「シンプルピーチ」運賃でも、手数料として1回につき3,300円を支払えば、便の変更は可能です。

ということで、せっかくの新運賃ですが、「シンプルピーチプラス」は、突然の日程変更ではあまり利用価値がなく、出発数日前までに計画的に旅程を変更する場合にのみ有効活用できそうです。突発的なスケジュール変更の可能性を心配する方は、「バリューピーチ」がいいのではないか、というのが結論です。

広告
関連記事
前の記事仙台空港の24時間化が正式決定。東南アジアへ深夜便?
次の記事四国新幹線「新高松駅」はどこになる? 栗林、伏石など4案