本州~四国、フェリー全航路まとめ【2024年版】 所要時間と価格、格安利用術を徹底紹介!

長短さまざま

本州と四国の間にはさまざまな会社のフェリーが就航しています。全てのフェリー航路と所要時間、格安利用術などを比較しながらまとめてみましょう。

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8社8航路

まずは、本州~四国間のフェリー航路を一覧表にしてみました。8社8航路があります。

旅客運賃はオフシーズンの最低運賃、車両運賃は4m~5mの乗用車の最低運賃を示しています。いずれも時期により価格は変わります。

運航本数は1日あたりの標準的なスケジュールを示していて、路線により運休日があったり、時期や曜日により減便や増便がおこなわれることもあります。

本州・四国間のフェリー全リスト
航路 運航会社 所要時間 運航本数 旅客運賃 車両運賃
東京
徳島
オーシャン
東九フェリー
18時間 1往復 14,080円 37,950円
大阪
東予
オレンジ
フェリー
8時間 1往復 8,200円 21,700円
神戸
新居浜
オレンジ
フェリー
7時間 1往復 8,200円 20,300円
神戸
高松
ジャンボ
フェリー
4時間45分 4往復 1,990円 6,230円
和歌山
徳島
南海フェリー 2時間15分 8往復 2,500円 13,000円
広島
松山
瀬戸内海汽船
石崎汽船
2時間40分 10往復 5,000円 11,000円

松山
瀬戸内海汽船
石崎汽船
1時間55分 10往復 4,000円 9,300円
柳井
松山
防予フェリー
周防大島
松山フェリー
2時間30分 13往復 3,900円 13,000円

※旅客運賃は大人1人の最安クラスの最低価格を表示。クラスや季節により変動する。車両運賃は4m~5mの乗用車。
※運航本数は1日あたりの標準的な数字。路線により欠航日あり。

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多彩な航路

本州側の発着地は東京、大阪、神戸、和歌山、広島、呉、柳井の7港。四国側の発着地は徳島、高松、東予、新居浜、松山(観光・三津浜)の5都市6港です。

2019年に宇野~高松航路が廃止され、岡山県と四国を結ぶフェリーはなくなりました。

フェリーの往来が活発なのは広島~松山航路と柳井~松山航路です。柳井~松山間は1日最大13往復が運航しています。

順にご紹介していきましょう。なお、運航本数は時期や曜日により異なります。車両運賃は4m~5mの金額を表示していて、旅客1名を含みます。

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東京~徳島

東京と四国を結ぶ唯一のフェリー航路が、オーシャン東九フェリーです。東京~新門司港を結ぶ航路が、途中で徳島に立ち寄る形です。所要時間は18時間です。

使用船舶は12,000トン級の大型フェリーです。2等洋室の相部屋と、2人用・4人用個室があります。船内設備として大浴場などがあります。レストランはありませんが、自由に使える「オーシャンプラザ」というスペースがあり、メニュー豊富な自動販売機が並んでいます。

運賃は2等洋室で14,080円。乗用車運賃(5m未満)は37,950円。安く乗るには、WEB事前決済割引で乗用車2,090円引き、旅客990円引きになります。学割は約20%割引(11,880円)で、学生証の提示で適用されます。

北海道や九州方面への豪華フェリーに比べると、シンプルな車内設備です。東京を夜19時30分(日祝は18時)に出て、翌日の午後に着きますので、深夜に東名や名神の運転をせずに、車両ごと移動できるのが魅力です。

オーシャン東九フェリー

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大阪~東予

大阪南港と愛媛県西条市の東予港を結ぶ航路で、四国開発フェリー(オレンジフェリー)が毎日1往復を運航しています。

使用船舶は14,000トン級の大型フェリーです。2018年に登場した「おれんじえひめ」「おれんじおおさか」の2隻が就航しています。「動くホテル」がコンセプトの豪華フェリーです。

大部屋はなく、全個室が特徴。シングルからロイヤルの4種類の客室があり、船内設備としては大浴場、レストランなどを備えます。

運賃は時期により異なり、シングルが8,200円~9,700円。乗用車料金は21,700円です。

WEB割引5%、往復割引10%、学生割引20%などの割引があります。学割は学生証の提示で適用されます。

往復とも22時出発、6時到着で、到着後、1~2時間の船内休息が可能です。関西と四国で夜行便で移動するのにちょうどいい運航時刻です。

オレンジフェリー「おれんじおおさか」
画像:愛媛県
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神戸~新居浜

神戸六甲港と愛媛県新居浜東港を結びます。こちらも、オレンジフェリーが毎日1往復を運航しています。

ただし、新居浜発は金土日が欠航、神戸発は土日月が欠航です。祝日がらみも欠航します。ということで、実質的には週4往復程度です。

使用船舶は15,000トン級の大型フェリーです。貨物主体で、客室はシングルとロイヤルの2種類のみ。船内設備としてバスルーム、レストランを備えます。

運賃は時期により異なり、シングルが8,200円~9,700円。乗用車料金は20,300円です。

往復割引10%、学生割引20%などの割引があります。

神戸発が深夜1時20分、新居浜着08時20分。新居浜発が16時20分、神戸着が23時40分。この時刻からみてもトラック向けで、一般旅客にはやや使いにくい時間です。神戸六甲港から最寄駅への連絡バスもありません。

ということで、一般の旅行者の場合、関西~愛媛間のフェリーは大阪南港~東予航路のほうが使いやすいでしょう。

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神戸~高松

神戸三宮フェリーターミナルと、高松東港を結びます。ジャンボフェリーが1日4往復を運航しています。

使用船舶は2000年建造の「りつりん2」と、2022年建造の「あおい」。「りつりん2」が3,000トン級で、「あおい」が5,000トン級です。新造船の「あおい」は、自由席、プレミア席、コンパートメント、ボックス席、ファミリー席といった多彩な客室バリエーションが特徴です。船内設備として、カフェやキッズスペースなどを備えます。

旅客運賃は1,990円で、ネット割、U25割は1,890円。土日・深夜は500円増し。プレミア席や個室料金は別途かかります。車両運賃は4,990円で、ネット割は4,740円です。別途燃油サーチャージがかかり、2023年5月現在で1,240円です。

5時間弱、約2,000円という手頃で乗りやすい航路です。三宮駅、高松駅からの連絡バスもあるので、車なしの利用者も使えます。車両運賃も燃油サーチャージを入れて6,000円程度で、高速代を考えれば陸路よりもおトクでしょう。

ジャンボフェリーあおい

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和歌山~徳島

南海フェリーが、和歌山港~徳島港を毎日8往復しています。所要時間は2時間15分です。

和歌山港は南海電車の和歌山港駅と接していて、特急「サザン」が連絡しています。接続時間は10分あまりと効率のいいダイヤになっていて、大阪のなんば駅から徳島港まで、約3時間半で旅行できます。徳島港とJR徳島駅の間にも連絡バスがあります。

使用船舶は2,600~2,800トンの中型フェリー2隻です。じゅうたん席、椅子席、テーブル席などの一般席と、グリーン席があります。船内設備はシャワー室や売店、自販機コーナーがあります。2隻のうち「フェリーあい」が2019年に登場した新造船です。

旅客運賃は2,500円。南海なんば~徳島港までの鉄道・フェリーがセットになった「好きっぷ」なら、なんば~徳島間が2,500円となります。

車両運賃は時期により異なり、13,000円~14,000円です。乗用車にはWEB割(乗用車500円割引、同乗者100円割引)とWEB早割14(乗用車500~4,000円割引、同乗者100~2,000円割引)があります。JAF割引、復路割引でも5%引となります。

学割は20%引ですが学割証が必要で、南海電車とフェリーとあわせて100km以上の乗車に適用されるため、あまり実用的ではありません。

和歌山側は阪和道と京奈和道が和歌山ICまで来ているので、大阪南部や奈良方面からクルマで四国に向かう際は、利用しやすいフェリーです。

南海フェリー「フェリーあい」
南海フェリー「フェリーあい」。画像:南海フェリープレスリリースより
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広島・呉~松山

広島宇治港から呉港を経て松山観光港までを結ぶフェリーです。「クルーズフェリー」の愛称で、瀬戸内海汽船と石崎汽船が共同で毎日10往復運航しています。広島~松山間の所要時間は2時間40分、呉~松山間が1時間55分です。

使用船舶は900トン級の中型フェリーです。瀬戸内海汽船は「シーパセオ」という2019~2020年に建造された新造船で、ソファ席やラウンジ席など多彩なシートで人気を博しています。

石崎汽船の旭洋丸、翔洋丸も2019~2020年に建造された新造船で、シートとカーペット席を備えます。いずれも船内には売店がありますが、レストランはありません。

広島~松山間の旅客運賃は5,000円で、車両運賃は11,000円です。呉~松山間の旅客運賃は4,000円、車両運賃は9,300円です。往復割引や学生割引はありません。なお、車両運賃は「フェリーマイカー割引」 (6m未満の車輌が対象の片道割引)の適用価格です。

広島港は路面電車の電停に近く、市内アクセスは良好です。松山観光港は伊予鉄道高浜駅から徒歩10分(800m)ほどで、JR松山駅までの連絡バスもあります。徒歩旅行者にも自動車旅行者にも便利なフェリーです。

瀬戸内海汽船シーパセオ
瀬戸内海汽船シーパセオ
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柳井~松山

防予フェリー「オレンジライン」が山口県柳井港と松山市三津浜港を1日最大13往復しています。土休日は深夜便が運航せず、10往復程度になります。所要時間は2時間30分です。

一部便は途中、周防大島の伊保田港に立ち寄ります。立ち寄り便は周防大島松山フェリーの運航です。

使用船舶は700トン級の中型フェリーです。船室には椅子席やソファー席があります。レストランやカフェはなく、自販機コーナーが設けられています。伊保田立ち寄り便は400トンクラスの小さなフェリーです。

旅客運賃は4,200円、車両運賃は13,000円です。深夜早朝割引が20%、学生割引が20%、10枚回数券が10%割引です。

山口県と愛媛県をショートカットで結ぶ航路で、日中時間帯に約2時間間隔で運航しています。価格も手ごろで、利便性が高いです。

防予フェリーオレンジライン
防予フェリー「オレンジライン」
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本州・四国のフェリー利用術

本州・四国間では架橋が進み、フェリー航路は少なくなりました。それでも、道路に比べて距離が短い神戸~高松間、広島~松山間、柳井~松山間や、橋のない紀淡海峡にはフェリーが健在です。

遠距離としては東京発着のオーシャン東九フェリーが残っています。モノクラスに近いシンプルなサービスで、北海道航路のようなエンタメ感はありませんが、東京から徳島まで運転しなくていいのはラクでしょう。

旅客向けの夜行フェリーとしては、大阪~東予航路がおすすめです。所要8時間で、新鋭船の客室でゆっくり休むことができ快適。翌朝からのドライブがはかどりそうです。(鎌倉淳)

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