東京~福島を新幹線で格安旅行する方法【2023年版】格安チケット、割引きっぷを全網羅

えきねっとトクだ値が手軽

新幹線で東京~福島を安く行く方法について、2023年の最新情報を反映してまとめてみました。東北新幹線「やまびこ」の基本的な割引きっぷから、ややマニアな買い方までご紹介します。

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東京・福島価格比較

最初に、東京~福島間を東北新幹線で旅行する際の価格表をまとめて掲載しておきます。詳細は順に説明していきます。

東京~福島の新幹線価格比較
きっぷ 価格
指定席通常価格 9,110円
自由席通常価格 8,580円
えきねっとトクだ値10 8,010円
お先にトクだ値30 6,220円
株主優待割引 5,460円
週末パス(片道あたり) 8,650円
パッケージツアー 約30,000円~

 

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えきねっと

はじめに、東京~福島間の新幹線料金は、「やまびこ」「つばさ」とも同額です。指定席特急料金は9,110円、自由席料金は8,580円です。自由席が連結されているのは「やまびこ」だけです。「つばさ」に自由席はありません。

新幹線に安く乗る方法として、最初にチェックすべきなのはインターネットの割引です。東京~福島間を結ぶ東北新幹線では、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」で割引きっぷが発売されています。「えきねっと」は会員制ですが、年会費は無料で、誰でも登録できます。

「えきねっと」では、「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」という割引きっぷを販売しています。「トクだ値」は前日まで発売、「お先にトクだ値」は13日前午前1時40分まで(実質14日前まで)発売です。

期間限定で「お先にトクだ値スペシャル」という割引きっぷが設定されることもあり、20日前午前1時40分まで(実質21日前まで)発売しています。ただし、現在、東京~福島間で普通車の「お先にトクだ値スペシャル」の設定はありません。

東京~福島間の普通車指定席の割引は以下のようになっています(通年同額)。

・えきねっとトクだ値10(やまびこ)8,010円
・お先にトクだ値30(やまびこ)6,220円

グリーン車利用の場合は、以下のものがあります(通年同額)。

・お先にトクだ値30(やまびこグリーン車用)8,780円

えきねっとトクだ値には、以前は「15」「35」の割引もあったのですが、現在は「10」と「30」だけになっています。

なお、えきねっとトクだ値は、いずれも「新幹線eチケットサービス」での扱いとなっています。インターネット(えきねっと)で購入し、交通系ICカードを登録すれば、そのまま新幹線の改札口を通過できます。紙のきっぷとして受け取って乗車することも可能です。

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JR東日本株主優待券

JR東日本の株主優待割引券を利用すれば、1枚につき運賃・料金が40%割引になります。

・株主優待割引(指定席) 5,460円
・株主優待割引(自由席) 5,140円

上記の価格は、いずれも株主優待割引券を利用した場合です。株主優待割引券は金券ショップなどで購入できます。現在は1枚3,500円程度で入手可能です。

株主優待割引券を3,500円で入手した場合、指定席が8,960円、自由席が8,640円となります。

この場合、定価よりは若干安いですが、150円程度なので、手間がかかるわりに安くありません。「えきねっとトクだ値」があれば、そのほうが安いです。

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金券ショップの格安チケット

新幹線に安く乗る方法として、金券ショップで「格安チケット」を探す人もいるかもしれません。

以前は、金券ショップで指定席回数券が「格安チケット」としてばら売りされていましたが、東北新幹線の回数券は2021年6月を以て発売が終了しています。そのため、東京~仙台間の新幹線回数券のばら売りを、金券ショップで購入することはできません。

つまり、金券ショップにいっても、東京~福島間の「格安チケット」はありません。ただし、上述したJR東日本の株主優待券を取り扱っている店はあります。

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週末パス

やや裏ワザ的ですが、土休日の2日間で完結する往復旅行なら、「週末パス」を使う方法もあります。週末パスは8,880円で、関東・南東北のJR東日本が乗り降り自由。東京~福島間も往復できます。ただし、新幹線特急券は別に購入しなければなりません。

週末パスの片道分は4,440円で、東京~福島間の運賃(特急券除く)4,840円より400円安いです。すなわち、土休日で東京~福島間を往復するなら、片道あたり400円安く利用できます。

週末パスと正規料金の新幹線特急券を組み合わせた値段は以下の通りです。(週末パスを片道4,440円として計算)

・週末パス+指定席 8,710円
・週末パス+自由席 8,180円

土日限定の往復なので利用機会は限られるものの、列車の座席数制限などはないので使いやすいでしょう。

また、週末パスは、関東・南東北のJR線乗り放題なので、たとえば発着地が東京駅や福島駅でなく、八王子駅や横浜駅、伊達駅といった郊外のJR駅の場合、そこまでの乗車券が不要なので、さらにおトクになります

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パッケージツアー

宿泊をともなう旅行の場合、往復の新幹線と宿泊がセットになった旅行商品(パッケージツアー)を使う方法もあります。

日本旅行の「JR・新幹線+宿泊セットプラン」、JTBの「ダイナミックパッケージMySTYLE」、びゅうトラベルの「JR東日本ダイナミックレールパック」などがあります。

サイト上で予約・決済し、きっぷは新幹線駅構内にある指定席券売機で受け取れます。

・新幹線指定席往復+ホテル1泊で30,000円程度~

少し前までは2万円以下でも見つかったのですが、最近は宿泊施設の価格高騰のためか、ダイナミックパッケージの価格も上がっています。それでも、ホテルと新幹線を別々に予約するよりは安くつきます。

時間帯のいい列車は値段が少し高くなります。出発前日まで予約でき、一部は当日予約も可能です。

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ちなみにバスは?

東京~福島間の場合、バスなら5時間程度。新幹線は1時間半程度なので、3倍くらい時間がかかりますが、乗っていて苦にならない範囲です。

JRバス東北と福島交通が共同運行で「あぶくま号」を運行していて、バスタ新宿~福島駅東口間の価格が4,170円~5,500円です。曜日や便によって価格が変わりますが、普通の週末はだいたい3,920円~5,000円です。4列シートのトイレ付きです。

夜行バスは「ドリーム福島・東京号」があります。東京ディズニーランド・東京駅日本橋口と福島駅を約8時間で結びます。おもに週後半(週末)の運転で、価格は4,200円〜6,200円です。

その他、ウィラートラベルなども4,000円~5,000円程度で運行しています。

おもなバスは、楽天トラベルで予約できます。

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まとめてみると

東京~福島間のベーシックな割引きっぷは、ネット予約で購入できる「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」です。ただし、座席数は限定なので、時間帯の良い列車のチケット確保は簡単ではありません。

株主優待割引は、元々持っているなら4割引とお得ですが、金券ショップで買った場合は、ほとんど割引になりません。

気軽に時間帯や列車を選ばずに乗れるという点で、8,580円の自由席を定価で買うのもいいでしょう。土休日の往復旅行で、在来線にも乗るのなら、「週末パス」との組み合わせも狙い目です。

宿泊を伴う旅行なら、JTBの「ダイナミックパッケージMySTYLE」や、日本旅行の「JR・新幹線+宿泊セットプラン」、「JR東日本ダイナミックレールパック」も選択肢になりそうです。

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