青春18きっぷ、2022-23年冬季の利用開始。今年はどこへ行こう?

最後のJR全線乗り放題きっぷ

青春18きっぷの2022-23年冬シーズンの利用期間が始まりました。全国のJR普通・快速列車に1日2,410円で乗り放題となるお得なきっぷです。

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1日2,410円でJR線乗り放題

今さら言うまでもありませんが、青春18きっぷは、全国のJR線を利用できる乗り放題の企画きっぷ。5日分で12,050円、1日あたり2,410円で、JR線普通・快速列車に自由に乗り降りできます。

青春18きっぷが利用できるのは、春、夏、冬の年3回。2022-23年冬の利用期間は12月10日~1月10日です。発売期間は12月31日までです。

シーズンごとに掲出されるポスターも魅力です。今シーズンのポスターに記されたキャッチフレーズは「始発の空気も、粉雪の手触りも、検索したって出てこない」。部屋にこもりがちな若者向けに、冬の旅へと誘うコピーです。

ポスターの舞台は高山線飛騨萩原駅。木造駅舎が残る山間部の駅です。

飛騨萩原駅

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青春18きっぷ・2022-23年冬の発売期間、利用期間

青春18きっぷの2022-23年冬の発売期間、利用期間は、以下の通りです。

・発売期間:12月01日~12月31日
・利用期間:12月10日~1月10日
・価格:12,050円(5回分)

東京~大阪、大阪~福岡といった距離を移動するだけでも、大変お得なきっぷです。年末年始の帰省にも役立つ、格安旅行の強い味方でしょう。

いつまで発売されるのか

今年の注目は、2023年春に部分廃止が決まった留萌線でしょうか。石狩沼田~留萌間の廃止日は2023年4月1日(3月31日最終運行)になる見込みで、この冬は多くの鉄道ファンがお別れ乗車に訪れそうです。

もう一つ気になることとして、フルムーン夫婦グリーンパスが廃止されたことです。フルムーンパスは、青春18きっぷと並ぶ、国鉄時代から続くJR全線乗り放題きっぷとして知られてきました。それが、発売以来40年を以て廃止されたわけです。

国鉄時代から続く割引きっぷとしては、回数券類もほとんど廃止されています。

フルムーンパスや回数券と青春18きっぷは、きっぷの性質や利用者層の広さなどで違いがあるものの、国鉄時代から続くきっぷが続々廃止されるなか、青春18きっぷだけが未来永劫続くという保証もありません。

青春18きっぷの発売予定が明示されているのは、今回までです。2023年春以降の発売は未定で、発表されるとすれば2月頃です。

いまあるきっぷを大切に、旅に出られるときは出たいものです。(鎌倉淳)

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