青春18きっぷの春季の販売が終了。2014年夏季は3%値上げで11,800円か。北海道&東日本パスは据え置き?

青春18きっぷの2014年春季の販売が3月31日を以て終了しました。利用期間は4月10日まで残っていますが、駅窓口での新規購入はできません。

青春18きっぷの販売は、2014年夏季も継続されるとみられます。ただ、消費税増税を受けて値上げは確実です。では、いくらになるのでしょうか。

広告

「税抜価格」は11,000円

青春18きっぷの本来の「税抜き価格」は、11,000円です。これは1986年に決まった価格で、これ以降、青春18きっぷは消費税増税時以外には値上げされていません。1989年に消費税3%を受けて11,300円になり、1997年に消費税が5%になると11,500円に改定されました。こうした過去の消費税増税時の対応からすると、今回の消費税8%の新価格は11,800円が有力です。

青春18きっぷ

北海道&東日本パスはどうなる?

いっぽう、青春18きっぷと似たきっぷである北海道&東日本パスはどうなるでしょうか。こちらは2002年販売開始ですので、過去に消費税増税を経験していません。単純に3%値上げ分を転嫁すると10,300円が新価格として有力です。

しかし、このきっぷは、「1万円」というキリのいい価格も売りですので、消費税増税を転嫁しない可能性もあります。そもそもこの手のフリーきっぷは、路線の廃止があっても値下げされたりしませんし、原価計算もあってないようなもの。したがって、「消費税分を値下げする」という選択肢もありえます。ちょうど岩泉線や江差線も廃止されたことですし、実質値下げの理由はあるでしょう。

北海道&東日本パスは青春18きっぷと違って利害関係のあるJRは2社だけなので、青春18きっぷよりも会社間で価格の協議がしやすいという側面もあります。となると、このまま1万円で継続する可能性も高いと思われます。

いずれにしろ、例年通りなら青春18きっぷは7月1日発売、北海道&東日本パスは6月20日発売です。遅くとも6月中旬には新価格が発表されることでしょう。

おとなの青春18きっぷの旅[雑誌]

広告
前の記事「海外でシャワートイレがなくて困る」と考える人は3割以上。携帯ウォシュレットは知られざる「クールジャパン」!
次の記事奄美大島にバニラエアが就航へ。開設は2014年7月。スカイマークが短期撤退した離島で、新LCCは成功するか