上越新幹線と特急「いなほ」の「同一ホーム乗り換え」で新潟駅はどう変わるか。2018年夏までに実現へ

新潟駅での上越新幹線と在来線の同一ホーム乗り換えが、2018年夏までに実現する見通しとなりました。JR東日本新潟支社長が明らかにしました。これにより、上越新幹線「とき」と在来線特急「いなほ」を乗り継ぐ際の利便性が改善しそうです。

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乗り換え改札口は設置

現在、JR新潟駅では、在来線の高架化事業が行われています。それにあわせて、在来線ホームと上越新幹線ホームを同じ高さにして、同一ホームで乗り換え可能にする工事が進められています。

同一ホームの供用開始は、これまで2018年度とされてきましたが、新潟日報2017年7月28日付によりますと、JR東日本新潟支社の今井政人支社長が「第一四半期」(4~6月)との見通しを示しました。となると、2018年の夏休み前までには、上越新幹線「とき」と在来線特急「いなほ」の同一ホーム乗り換えが実現することになります。

同一ホーム化事業では、新幹線11番ホームの反対側に10番ホームを新たに設け、その対面を在来線の5番ホームとします。新幹線と在来線の間には柵と改札口が設けられ自由に往来はできませんが、同一平面での乗り換えが可能になります。

新幹線10番ホームと11番ホームの間の線路は1線のみで、この線路に入った新幹線列車は10番、11番の両ホームを使えます。乗り換え旅客は10番ホームを使い、新潟駅での乗降客は11番ホームを使う形になります。

新潟駅同一ホーム
画像:新潟市ホームページ

恒久施設では全国初

新幹線と在来線特急の同一平面接続は、これまで新八代駅や新函館北斗駅で例がありますが、いずれも新幹線の延伸により運用が解消される一時的な施設でした。新在乗り継ぎの恒久施設として同一ホームが作られるのは、新潟駅が初めてです。

新潟市が公表した2017年7月31日撮影の写真では、すでにホームの基盤はできあがっています。新在エリアを分ける柵はまだ作られていません。

新潟駅同一ホーム

新潟駅同一ホーム
画像:新潟市ホームページ

乗り換え客専用ホームに

少し古いですが、2007年にまとめられた新潟県の同一ホーム乗り換えの計画案を見ると、運用開始後の基本的な考え方として、新幹線10番ホームは乗り換え専用ホームとし、特急「いなほ」との乗り換えを優先して運用するとしています。また、保安対策として、新幹線出入線時には、乗り換え用ホームには旅客がいない状態にするとも記されています。

この考え方のまま運用されるとすれば、新潟駅で乗り降りする客や、特急「いなほ」以外の在来線乗り継ぎ旅客は、従来と同じく11番ホームしか使えないことになります。一方、特急「いなほ」のみの利用者(新幹線と乗り継がない利用者)は、乗り換え客と同じく、5番ホームを使うことになります。

新潟駅同一ホーム概略図
画像:新潟県ホームページ

本格的ダイヤ改正はいつか

新幹線と在来線の同一ホームの接続時間は5分程度を見込んでいます。現在の新幹線と在来線の標準乗り換え時分は8分ですから、3分の短縮です。ただ、実際には、現状でもおおむね10分以上の接続時間が取られていますし、乗り継ぎ時間がかなり長い列車もあります。ダイヤ改正で、この接続時間がどの程度短くされるかは注目です。

同一ホーム乗り換えの供用開始が2018年の4~6月になるのなら、時期的にこのタイミングでのダイヤ改正は行われない可能性が高そうです。供用開始後、運用状況を確認した2018年秋頃か、もっと後の2019年春に、同一ホーム乗り継ぎを前提とした新ダイヤが組まれるのかもしれません。(鎌倉淳)

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