チャオ御岳からマックアースが撤退。株主交代で2019年シーズンも営業へ

毎日営業へ

岐阜県高山市のチャオ御岳スノーリゾートから、マックアースが撤退しました。代わりに、優福屋という旅館などのプロデュースを行っている企業が経営に参画します。2018-2019年シーズンも、チャオ御岳スキー場の営業が継続されます。

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JR東海からマックアースへ

チャオ御岳スノーリゾートは、岐阜県高山市の御嶽山北斜面に位置するスキー場で、1988年にオープンしました。5本のコースとゴンドラ1基、リフト2基を備え、標高2000m前後ならではの雪質の良さと、ゴールデンウィーク明けまで営業できる期間の長さが魅力です。

スキー場の運営は飛騨森林都市計画企画という第三セクターの会社。当初はJR東海が経営に参画していましたが、保有していた全株式を2013年にマックアースに売却し、撤退しています。

そのマックアースも、収益の悪化から、2016-2017年シーズン終了後に、経営の中核を担う別の企業を探すと宣言。2017-2018年シーズンは12月2日から5月6日まで営業したものの、一部期間で平日営業を取りやめていました。

チャオ御岳スノーリゾート
写真:高山市公式観光サイトより

2019年シーズンは毎日営業

そして、このほど、マックアースは保有する飛騨森林都市企画の株式58%をすべて優福屋に譲渡しました。今後、チャオ御岳スキー場の経営は、優福屋が中核を担います。

優福屋は、関東地方を中心に旅館・別荘地のプロデュースや、再生事業を行っている企業です。資本金300万円で、スキー場の経営に関わるのは初めてとのこと。飛騨森林都市企画の取締役に、優福屋関係者3人が就任しました。

今後、チャオ御岳スキー場は、優福屋が中心となって運営することになります。2018-2019年シーズンは、12月1日から毎日営業です。

一方、マックアースは経営から撤退します。すでにマックアースのウェブサイトのリストから、チャオ御岳スキー場の名前が消えています。2018-2019年シーズンは、マックアース関連のシーズン券、早割券、割引券、食事券等の引換券は全て使用ができなくなります。

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