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スマートIC増設へ。全国51か所に計画、新たに西名阪道、九州道で

今後の開通予定リストつき

全国でスマートインターチェンジ(IC)の整備が進んでいます。国土交通省は、新たに2か所の事業化と3か所の調査開始を決定しました。全国で事業中のスマートICは51か所に達し、東名高速や山陽道などで今後の開通も予定されています。

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全国51か所で設置事業中

国土交通省は、西名阪自動車道の柏原スマートIC(仮称、大阪府)と九州自動車道の坂本PAスマートIC(仮称、熊本県)の2か所について、スマートICの新規事業化を決定しました。

あわせて、道央自動車道、山陽自動車道、宮崎自動車道の3か所で、準備段階調査に着手します。

スマートICは、ETC搭載車専用のインターチェンジです。高速道路の本線に直接接続する方式と、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)に接続する方式があり、通常のICよりコンパクトに整備できることが特徴です。

スマートIC
画像:国土交通省

 
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西名阪道と九州道に新設

柏原スマートICは、西名阪道の柏原IC~藤井寺IC間に設ける本線直結型の出入口です。柏原市と羽曳野市にまたがり、天理方面への出入りに限定したハーフICとして整備します。24時間、全車種が利用できる計画です。

坂本PAスマートICは、九州道の八代IC~人吉IC間にある坂本PAに設置します。上下線とも出入りできるフルICで、24時間利用できる計画です。対象は車長12m以下の全車種となります。

いずれも、今回、事業化が決まった段階で、開通時期は公表されていません。

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3か所で準備段階調査

新たに準備段階調査を始めるのは、岩見沢SAスマートIC(仮称、北海道)、相生スマートIC(仮称、兵庫県)、高崎・山田スマートIC(仮称、宮崎県)の3か所です。

岩見沢SAスマートICは、道央道の岩見沢IC~三笠IC間にある岩見沢SAへの設置を検討します。

相生スマートICは、山陽道の龍野西IC~赤穂IC間に設ける計画です。高崎・山田スマートICは、宮崎道の高原IC~都城IC間で整備を検討します。

この3か所は事業化に向けた検討を進める段階で、設置が正式に決まったわけではありません。

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2027年も各地で開通へ

国土交通省によると、2026年10月時点で、全国のスマートICは167か所が開通しています。また、51か所で事業中となっていて、計画が動き出しています。

全国で事業中となっているスマートICは、以下の51か所です。

【北海道・東北】
北海道:長流枝(道東道)、新得(道東道)
岩手県:八幡平(東北道)
宮城県:白石中央(東北道)
山形県:天童南(東北中央道)、高畠(東北中央道)
福島県:小高(常磐道)、大玉(東北道)

【関東】
茨城県:土浦(常磐道)、笠間PA(北関東道)、守谷SA(常磐道)、千代田PA(常磐道)
栃木県:大谷(東北道)、足利(北関東道)、壬生PA(北関東道)、下野(北関東道)
埼玉県:外環八潮(東京外環道)、蓮田(東北道・フル化)
千葉県:検見川・真砂(東関東道)
神奈川県:横須賀PA(横浜横須賀道路)、山北(新東名高速)

【甲信越・東海】
新潟県:長岡西大積(北陸道)
山梨県:甲府中央(中央道)
長野県:屋代(上信越道)、若穂(上信越道)
岐阜県:海津(東海環状道)、恵那峡SA(中央道)
静岡県:両河内(中部横断道)、小山(新東名高速)
愛知県:豊橋新城(東名高速)、岡崎北(東名高速)、尾張一宮PA(名神高速)、東郷(東名高速)
三重県:大山田PA(東名阪道)

【近畿・中国】
滋賀県:新名神大津(新名神高速)、神田(北陸道)、黒丸(名神高速)
京都府:城陽(新名神高速)
大阪府:柏原(西名阪道・今回事業化)
兵庫県:三木(山陽道)
島根県:安来(安来道路)
岡山県:篠坂PA(山陽道)
広島県:高陽(山陽道)、八本松(山陽道)、加計(山陽道・フル化)

【四国・九州】
徳島県:阿波市場(徳島道)
福岡県:久留米南(九州道)、新宮(九州道)
熊本県:坂本PA(九州道・今回事業化)
宮崎県:新富新田原(東九州道)
鹿児島県:霧島(東九州道)

※2026年10月時点。国土交通省資料に基づく。

51か所のうち、蓮田スマートICと加計スマートICは、すでに一部の方向で開通している出入口を増設する「フル化」事業です。この2か所は、開通済み167か所にも含まれています。

事業中51か所のうち、新たなスマートICの設置事業は49か所となります。

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近く5箇所で開通へ

すでに事業化されたスマートICについても、各地で整備が進んでいます。高速道路会社や自治体の発表によると、2026年内から2027年にかけて、少なくとも5か所で開通見通しが示されています。

2026年内の開通を予定しているのが、徳島道の阿波市場スマートIC(徳島県阿波市)です。土成IC~脇町IC間に設置するもので、徳島方面への出入りに限定したハーフICとなります。

北関東道では、壬生IC~宇都宮上三川IC間の下野スマートIC(栃木県下野市)が、2026年度冬に開通する見通しです。

2027年春には、東名高速の三ヶ日IC~豊川IC間に豊橋新城スマートIC(愛知県)が開通する予定です。上下線とも出入りできるフルICとして整備します。

同じく2027年春には、山陽道の三木SAに接続する三木スマートIC(兵庫県三木市)も開通する見通しです。

さらに、山陽道の西条IC~志和IC間では、八本松スマートIC(広島県東広島市)が2027年夏の開通を予定しています。

これらは現在公表されている開通見通しで、具体的な開通日は今後決まります。(鎌倉淳)

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旅行総合研究所タビリス代表。旅行ブロガー。旅に関するテーマ全般を、事業者側ではなく旅行者側の視点で取材。著書に『鉄道未来年表』(河出書房新社)、『大人のための 青春18きっぷ 観光列車の旅』(河出書房新社)、『死ぬまでに一度は行きたい世界の遺跡』(洋泉社)など。雑誌寄稿多数。連載に「テツ旅、バス旅」(観光経済新聞)。テレビ東京「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」ルート検証動画にも出演。