ANAが株主優待券の有効期間を1年半に延長します。2025年3月末を発行基準日とするものから変更となります。
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2025年5月発行分から
ANAホールディングスは、株主優待制度を一部変更すると発表しました。
国内線の旅客サービスシステムの刷新に伴うもので、2025年5月発行分から、「株主優待番号ご案内書」の有効期間を1年から1年半に延長します。
「株主優待番号ご案内書」とは、いわゆる株主優待券を指します。株主優待番号が記されていて、スクラッチを削ると登録用パスワードが出てきます。
この有効期間は、これまで1年間でしたが、2025年5月発行分(2025年3月末権利確定分)からは、1年半になります。
これにより、5月発行分は6月から翌年11月まで、11月発行分は12月から翌々年5月まで利用できるようになります。
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チケット購入時のパスワード登録が必須に
また、2026年5月19日以降の搭乗分は、航空券を購入する際に株主優待番号と登録用パスワードの登録が必要になります。
これまでは、空港設置の自動チェックイン機でも登録が可能でしたが、今後はチケットの購入時に必ずパスワードを登録しなければならなくなります。
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使い残しが減るかも
航空会社の株主優待割引は、最近は座席数の制限が厳しくなり、必ずしも使い勝手が良いとはいえなくなっています。
ただ、当日でも空席状況によっては格安でチケットを購入できることもあり、まだまだ使い道はあります。
株主にとってみれば、有効期間が1年半になったことで、使い残しが少し減るかもしれません。
なお、2025年5月発行分の株主優待割引券を獲得するための、最終の権利確定日は2025年3月27日です。(鎌倉淳)
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