星野リゾートが、東京・五反田に新たなホテルを開業します。「OMO」ブランドの観光客向け都市型ホテルです。概要をみてみましょう。
「ゆうぽうと」跡地
星野リゾートは、「OMO5東京五反田 by 星野リゾート」を2024年4月11日に開業すると発表しました。
立地は東急池上線大崎広小路駅から徒歩1分、JR・地下鉄五反田駅から徒歩約6分。かつて「ゆうぽうと」があった場所に建てられる再開発ビル「五反田JPビルディング」の高層階に入居します。
同ビルの14階から20階が星野リゾートの「OMO」になります。
14階に「OMOベース」
エレベーターで14階に着くと、高さ6メートルの天井高のある空間が広がります。それがホテルの入口にあたる「OMOベース」。フロアの広さは約1,200平米。OMOカフェ、ショップ、ドッグガーデン、水景のある空中庭園などが配置されます。
ちなみに、「OMO」の後にある数字は、サービスの幅を示しています。「OMO5」は「ブティックホテル」という位置づけで、カフェを備えて朝食も提供しますが、レストランはありません。
都内にある「OMO」は、大塚が「5」、浅草と赤坂が「3」です。
夜景とご馳走のパラダイス
「OMO5東京五反田」のコンセプトは「夜景とご馳走のパラダイス」。高層階からの夜景と五反田グルメを満喫する過ごし方を提案します。
客室は8タイプで、全188室。全室、靴を脱いで入室します。
客室は五反田の賑わいをイメージしたデザイン。レトロな色調で、飲食店のネオンサインを模した照明などを設置しています。
客室定員は2~3名が中心で、4名定員のデラックスルームや、キッチン付き6名定員の「OMOハウス」もあります。
1泊28,000円~
星野リゾートの特徴として豊富なアクティビティがありますが、OMOブランドでは、「GO-KINJO」という街歩きのサービスがあり、五反田では、ホテルから徒歩圏内の町を歩く「ご近所アクティビティ」と「ご近所マップ」の2つのサービスを提供します。
宿泊料金は1泊1室あたり28,000円~。都内の「OMO」ホテルでは最高値です。
予約受付開始は2024年1月11日を予定。春の東京旅行で使いたくなるホテルになりそうです。(鎌倉淳)