群馬県内の鉄道が乗り放題になる「ぐんまワンデー世界遺産パス」が、2021年も発売されます。群馬県内の鉄道に乗り放題になります。
群馬県内が乗り放題
「ぐんまワンデー世界遺産パス」は、群馬県内のJR東日本線(両毛線の小山~桐生間、高崎線の深谷~新町間を含む)と東武鉄道線(栃木県の一部を含む)、上信電鉄線全線、上毛電気鉄道線全線、わたらせ渓谷鐵道(桐生~沢入間)の普通・快速列車が1日乗り放題になるというきっぷです。JRバス関東の志賀草津高原線の利用もできます。
詳細は以下の通りです。
◆ぐんまワンデー世界遺産パス(2021年版)
発売期間:2021年3月22日~2021年9月30日
利用期間:2021年4月1日~2021年9月30日
有効期間:1日間
価格:大人2,240円、小児1,120円。
発売箇所:フリーエリア内のJR東日本の主な駅の指定席券売機、みどりの窓口、主な旅行会社
フリーエリア:下図の通り
特急料金は別途
「ぐんまワンデー世界遺産パス」は、フリーエリア内で、普通・快速列車の普通車自由席が乗り降り自由。新幹線・特急や、SL、「リゾートやまどり」、東武鉄道「りょうもう」などは、別途、特急券や指定席券などを購入すれば乗車できます。
わたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車は利用できません。別に乗車券と整理券が必要です。JR線では、自動改札を利用できます。その他の会社線は有人改札の利用となります。
上信電鉄だけで元がとれる
「ぐんまワンデー世界遺産パス」は、その名の通り、群馬県内の世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」を周遊するための鉄道乗車券です。
といっても、群馬県の世界遺産は富岡製糸場、田島弥平旧宅、高山社跡、荒船風穴の4箇所で、必ずしも鉄道駅周辺にはありませんし、県北部は関係ありません。ですので、世界遺産とあわせて、群馬県内を周遊するためのきっぷ、と考えればいいでしょう。
世界遺産の中心施設が富岡製糸場で、上信電鉄沿線にあります。その上信電鉄は高崎~下仁田間の全線の運賃が1,130円ですので、同線を往復するだけで元が取れるきっぷです。
少し離れた上毛電鉄(全線片道運賃690円)や東武鉄道のローカル区間など、群馬県内の私鉄を乗りつぶすのにうってつけのきっぷでしょう。
ただし、わたらせ渓谷鐵道は群馬県区間のみがフリーエリアで、沢入~間藤間は別途運賃がかかります。
私鉄を含めた群馬県の鉄道に乗りに行くなら、ぜひ使いたいきっぷです。