東京~仙台を新幹線で格安旅行する方法【2024年版】格安チケット、割引きっぷを全網羅

基本はトクだ値

新幹線で東京~仙台を安く行く方法について、2024年の最新情報を反映してまとめてみました。東北新幹線「はやぶさ」「やまびこ」の基本的な割引きっぷから、ややマニアな買い方までご紹介します。

広告

東京・仙台価格比較

最初に、東京~仙台間を東北新幹線で旅行する際の価格表をまとめて掲載しておきます。詳細は順に説明していきます。

東京~仙台の新幹線価格比較
きっぷ 価格
指定席通常価格(はやぶさ) 11,410円
指定席通常価格(やまびこ) 11,090円
自由席通常価格(やまびこ) 10,560円
トクだ値1(やまびこ) 9,790円
トクだ値14(やまびこ) 7,610円
株主優待割引(はやぶさ指定席) 6,840円
株主優待割引(やまびこ指定席) 6,650円
週末パス(片道あたり) 8,950円~
日帰りツアー 往復13,200円~
宿泊ツアー 往復17,000円~

※「こまち」は「はやぶさ」と同価格、「はやて」は「やまびこ」と同価格です。

 

仙台駅

広告

トクだ値

はじめに、東京~仙台間の指定席特急料金は、「はやぶさ」「こまち」で11,410円、「やまびこ」「はやて」で11,090円です。自由席特急料金は10,560円です。自由席が連結されているのは「やまびこ」だけです。格安チケットを探す前に、この価格を頭に入れておきましょう。

新幹線に安く乗る方法として、最初にチェックすべきなのはインターネットの割引です。東京~仙台間を結ぶ東北新幹線では、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」で割引きっぷが発売されています。「えきねっと」は会員制ですが、年会費は無料で、誰でも登録できます。

「えきねっと」では、「新幹線eチケット(トクだ値)」という割引きっぷを販売しています。新幹線eチケットとはチケットレス特急券のことで、「トクだ値」はその割引きっぷです。

「トクだ値1」と「トクだ値14」があり、「トクだ値1」は前日まで発売、「トクだ値14」は14日前までの発売です。

期間限定で「トクだ値スペシャル21」という割引きっぷが設定されることもあり、21日前まで発売しています。ただし、現在、東京~仙台間で普通車の「トクだ値スペシャル21」の設定はありません。

東京~仙台間の普通車指定席の割引は以下のようになっています(通年同額)。

・トクだ値1(やまびこ)9,790円
・トクだ値14(やまびこ)7,610円

グリーン車利用の場合は、以下のものがあります(通年同額)。

・トクだ値14(やまびこグリーン車用)10,170円

東京~仙台間のトクだ値は、基本的に「やまびこ」号にしか設定がありません。

トクだ値は、いずれも「新幹線eチケットサービス」での扱いとなっています。インターネット(えきねっと)で購入し、交通系ICカードを登録すれば、そのまま新幹線の改札口を通過できます。紙のきっぷとして受け取って乗車することも可能です。

広告

JR東日本株主優待券

JR東日本の株主優待割引券を利用すれば、1枚につき運賃・料金が40%割引になります。

・株主優待割引(はやぶさ・こまち指定席) 6,840円
・株主優待割引(はやて・やまびこ指定席) 6,650円
・株主優待割引(自由席) 6,330円

上記の価格は、いずれも株主優待割引券を利用した場合です。株主優待割引券は金券ショップなどで購入できます。現在は1枚3,500円程度で入手可能です。

株主優待割引券を3,500円で入手した場合、「はやぶさ」「こまち」指定席が10,340円、「はやて」「やまびこ」指定席が10,150円、「やまびこ」自由席が9,830円となります。

この場合、定価よりは安いですが、「トクだ値」よりは高いです。乗車日当日の購入でも割引が受けられますので、「トクだ値」が買えなかったら、金券ショップで株主優待券を買ってみるのもいいでしょう。

広告

週末パス

やや裏ワザ的ですが、土休日の2日間で完結する往復旅行なら、「週末パス」を使う方法もあります。週末パスは8,880円で、関東・南東北のJR東日本が乗り降り自由。東京~仙台間も往復できます。ただし、新幹線特急券は別に購入しなければなりません。

週末パスと正規料金の新幹線特急券を組み合わせた値段は以下の通りです。(週末パスを片道4,440円として計算)

・週末パス+「はやぶさ」「こまち」指定席 9,800円
・週末パス+「はやて」「やまびこ」指定席  9,480円
・週末パス+「やまびこ」自由席 8,950円

土日限定の往復なので利用機会は限られるものの、列車の座席数制限などはないので使いやすいでしょう。

また、週末パスは、関東・南東北のJR線乗り放題なので、たとえば発着地が東京駅や仙台駅でなく、八王子駅や横浜駅、塩釜駅といった郊外のJR駅の場合、そこまでの乗車券が不要なので、さらにおトクになります

広告

日帰りツアー

往復の新幹線がセットになった日帰り専用の旅行商品(パッケージツアー)です。JTBなどが取り扱っています。1名から利用できます。

新幹線指定席往復で13,200円~

片道あたりなら6,000円程度で、東京~仙台間を日帰り利用できるので、お得です。ただし、利用できる列車は限られます。時間帯のいい列車は値段が高くなります。電子クーポン付き。利用には通信可能なスマートフォンが必要です。

【公式】JTB日帰り新幹線ツアー[PR]

広告

宿泊ツアー

宿泊をともなう旅行の場合、往復の新幹線と宿泊がセットになった旅行商品(パッケージツアー)を使えばお得です。

日本旅行の「JR・新幹線+宿泊セットプラン」、JTBの「ダイナミックパッケージMySTYLE」、びゅうトラベルの「JR東日本ダイナミックレールパック」などがあります。

サイト上で予約・決済し、きっぷは新幹線駅構内にある指定席券売機で受け取れます。

選べる列車は基本的に「やまびこ」です。「はやぶさ」も選べるプランもありますが、追加料金がかかります。

・新幹線指定席往復+ホテル1泊で17,000円程度~

新幹線の往復正規価格より2割程度安い価格で、宿泊がついてきます。立地や設備のいいホテルだと少し高くなりますが、それでも20,000円程度出せば、そこそこのホテルに泊まれます。

時間帯のいい列車は値段が少し高くなります。出発前日まで予約でき、一部は当日予約も可能です。

【公式】JTBダイナミックパッケージMySTYLE [PR]
【公式】JR東日本ダイナミックレールパック [PR]
【公式】日本旅行「JR・新幹線+宿泊セットプラン」 [PR]


広告

ちなみにバスは?

東京~仙台間の場合、バスなら5時間半程度。新幹線は2時間以下なので、倍以上時間がかかりますが、乗っていて苦にならない範囲です。

JR高速バスでは、東京(バスタ新宿・東京駅八重洲南口)~仙台駅東口間で運行しています。昼行便と夜行便があります。

価格は昼行便で3,000円~5,900円。夜行便は3,200円~7,400円。曜日や便によって価格が変わりますが、普通の週末はだいたい5,000円台です。3列シートで快適です。

格安高速バスの4列シートバスなら3,000円~5,000円程度です。

おもなバスは、楽天トラベルで予約できます。

【公式】楽天トラベル高速バス [PR]

広告

まとめてみると

東京~仙台間の割引きっぷでは「やまびこ」対象のものが多く、「はやぶさ」号に乗れる格安チケットは少ないです。

ベーシックな割引きっぷは、ネット予約で購入できる「新幹線eチケット(トクだ値)」です。ただし、通年で設定があるのは「やまびこ」号だけで、座席数も限定なので、時間帯の良い列車のチケット確保は簡単ではありません。

「はやぶさ」に乗れる割引きっぷとしては、株主優待割引が狙い目でしょう。JR東日本の株主優待割引券を金券ショップで3,000円~3,500円程度で購入できれば、お得に利用できます。株主優待割引は販売座席数の制限がないので、空席があれば好きな時間の列車に、直前予約で乗車できるのもメリットです。

気軽に時間帯や列車を選ばずに乗れるという点で、10,560円の自由席を定価で買うのもいいでしょう。ただし、「やまびこ」号にしか乗れません。土休日の往復旅行で、在来線にも乗るのなら、「週末パス」との組み合わせがおトクです。

観光や宿泊を伴う旅行なら、JTBの「ダイナミックパッケージMySTYLE」や、日本旅行の「JR・新幹線+宿泊セットプラン」、「JR東日本ダイナミックレールパック」も選択肢になりそうです。

【公式】JTBダイナミックパッケージMySTYLE [PR]
【公式】JR東日本ダイナミックレールパック [PR]
【公式】日本旅行「JR・新幹線+宿泊セットプラン」 [PR]


広告