九州新幹線長崎ルートで、フル規格で整備する武雄温泉-長崎間にN700Sの導入が検討されているようです。長崎新聞などが報じています。
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2022年度開業なら間に合う
九州新幹線長崎ルートは、2022年度に武雄温泉-長崎間が開業予定です。武雄温泉駅で博多までの在来線特急と対面接続します。当初はフリーゲージトレインによる直通運転が予定されていましたが、2022年度までの開発は間に合わず、武雄温泉でリレー方式で開業することになりました。
長崎新聞2017年6月30日付によりますと、武雄温泉-長崎間には、JR東海が開発中の最新鋭新幹線車両「N700S」を採用する方針とのこと。N700Sは東海道新幹線で2020年度に営業運転を開始する予定になっており、その2年後となる九州新幹線長崎ルートへの投入は間に合います。
3両編成での運転も?
九州新幹線の新規開業区間に、東海道・山陽・九州新幹線系統の最新車両を投入するのは自然なことなので、大きな驚きはありません。ただ、注目点はその編成両数です。
同紙によると、N700Sは「新幹線の編成は2両1ユニットで、6両や8両といった偶数編成が基本だが、N700Sはこれにとらわれず、より需要に即した編成が可能」だそうです。この文面からは、奇数両数編成も視野に入れていると読み取れます。
九州新幹線長崎ルートの編成数がどのくらいかはまだわかりません。武雄温泉-長崎間のみの運転ですから、編成両数は鹿児島ルートの6両より短くなるのは間違いないでしょう。筆者は4両編成と思っていましたが、ひょっとしたら3両編成が検討されているのかもしれません。
仮にN700Sの3両編成とすれば、定員は230人程度。885系「かもめ」6両編成定員314人の7割程度ですが、武雄温泉-長崎間だけなら間に合うのかもしれません。(鎌倉淳)
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