旭川地方気象台は10月14日に、北海道最高峰の大雪山系旭岳(2291m)で初冠雪を観測したと発表しました。昨年より22日遅れ、平年より19日も遅くなっていて、1888年の観測開始以来、2番目に遅い記録となりました。
大雪山旭岳や黒岳では、5合目付近が紅葉の見頃。北海道を代表する紅葉名所の層雲峡も、ようやく紅葉の見頃を迎えつつあります。しかしこれも、例年より2週間程度遅れている様子です。筆者は本来なら「紅葉のピーク」となるはずの10月上旬に層雲峡を訪れましたが、まだ木々は緑。黒岳5合目でようやく色づき始めている、という状況でした。
もし、このペースが日本中で続くと、京都の紅葉も時期がずれそうです。京都・東山の紅葉は例年11月中旬から下旬で、勤労感謝の日に絡む連休が一番の人手となります。ところが、このままでは紅葉は11月下旬から12月上旬になるかもしれません。見頃の週末は12月1日、2日になるでしょう。
ということで、京都の紅葉散策を計画の方は要注意。もちろん、天気のことですから、急に冷え込んで紅葉前線が進むこともありえます。ただ、例年並みで計画を立てると、せっかくの旅行が残念なことになるかもしれません。
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