「留萌本線フリーパス」の発売期間と価格。旭川直通の臨時列車の運転日と時刻表も掲載!

2016年12月に留萌~増毛間が廃止される留萌線で、1日乗り放題のフリーきっぷ「留萌本線フリーパス」が期間限定で発売となりました。また、廃止までの週末を中心に、旭川からの直通の増毛行き臨時列車が運転されます。

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留萌本線フリーパスの概要

留萌線は深川~増毛間の66.8kmを結ぶ路線で、留萌~増毛間16.7kmが2016年12月4日限りで廃止されます。廃止まで約1ヶ月となったこの時期に、留萌線全線が乗り降り自由となるフリーきっぷ「留萌本線フリーパス」が、11月1日より発売となりました。

「留萌本線フリーパス」の概要は以下のとおりです。

留萌駅

留萌本線フリーパスの発売期間、利用期間

2016年11月1日(火)〜12月4日(日)
※有効期間開始日の1ヶ月前から当日まで発売

留萌本線フリーパスのフリーエリアと効力

留萌本線の深川〜増毛間の普通列車が乗り降り自由

留萌本線フリーパス

留萌本線フリーパスの発売価格

大人2,600円、子供1,300円。

留萌本線フリーパスの有効期間

1日間

留萌本線フリーパスの発売箇所

旭川駅、ツインクルプラザ旭川支店、深川駅、留萌駅

留萌本線フリーパスの特典

フリーパス1枚購入につき、特製のストラップがプレゼントされます。ネックストラップは、留萌線・留萌〜増毛間の全駅名がデザインされています。なくなり次第終了です。

留萌本線フリーパスストラップ

鉄道ファン向けのフリーきっぷ

留萌本線フリーパスの価格は2,600円。留萌線の深川〜増毛間の大人片道運賃が1,450円ですから、往復すれば元が取れる計算です。鉄道ファンへの最後のサービスでしょうから、ぜひ使いたいところ。

JRとしては、廃止間際に殺到する鉄道ファンに対する出改札業務を軽減するという目的もあるでしょう。

留萌本線フリーパスの郵送販売はなく、現地でしか購入できません。途中駅の留萌駅で買う人は少なそうですから、多くの方は、旭川駅か深川駅での購入となりそうです。

深川駅はそれほど大きな駅ではありませんので、購入予定の方は、混雑に備えて早めに窓口に行ったほうがいいでしょう。

青春18きっぷの有効期間外だけに、留萌線の乗り納めをする方には利用価値の高いきっぷといえそうです。

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留萌本線の臨時列車

11月3日からは、留萌線に臨時の普通列車も運行されます。函館線に直通する旭川~増毛間の列車が1往復と、留萌~増毛間の区間運転が1往復です。時刻表は以下の通りです。

留萌線臨時列車の時刻表

・旭川08:49→09:14深川09:23→10:16留萌10:43→11:00増毛
・増毛11:22→11:40留萌
・留萌13:28→13:44増毛
・増毛13:53→14:09留萌14:24→15:15深川15:21→15:46旭川
※表記時刻以外の駅は通過。

留萌線臨時列車の運転日

・11月3日(木・祝)〜11月20日(日)の土休日
・11月23日(水・祝)〜12月4日(日)の毎日

留萌本線臨時列車

11月20日までは2両編成、11月23日以降は3両編成で運行します。車両については未発表ですが、キハ54形かキハ40形になるのでしょう。

旭川から日帰り旅行で増毛駅をぶらぶらするにはいいダイヤです。区間運転もあり、乗り納めで留萌、増毛両駅周辺を巡りたい方には使いやすい列車になりそうです。

途中、留萌での停車時間が長いのもいいですね。記念の入場券を買ったり、駅前を見て回れるのは、定期列車にはない楽しみになりそうです。

急行「るもい」と比べてみると

旭川直通の留萌線内通過運転といえば、かつての急行「るもい」を思い出す人もいるかもしれません。

手元にある1982年の時刻表を見ると、急行「るもい1・4号」のダイヤは、以下の通りです。

急行「るもい1号」
旭川08:08→納内08:26→08:33深川08:53→09:07石狩沼田09:08→09:46留萌

急行「るもい2号」
留萌11:54→12:33石狩沼田12:33→12:50深川13:05→13:30旭川

所要時間は、昔も今もそれほど大きくは違いません。ご記憶のある方は、急行「るもい」を思い出しながら、今回の臨時列車に乗るのも素敵そうです。

できれば、今回の臨時列車も、国鉄形のキハ40で運転して、ヘッドマークでも付けてくれれば、喜ぶ方も多いのではないでしょうか。(鎌倉淳)

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