宇都宮ライトレールが運営する「芳賀・宇都宮LRT」が2023年8月26日に開業します。同社が正式発表しました。
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宇都宮駅東口から14.6km
芳賀・宇都宮LRTは、宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地の14.6kmを結ぶLRT(次世代型路面電車)の新線です。「ライトライン」という愛称を名付けています。
2018年6月に着工し、当初は2022年3月開業を目指していましたが、工事の遅れなどで2度延期。2023年8月中を新たな開業目標としていて、8月26日を開業日とすることを正式に発表しました。
全線新設のLRTは全国で初めて。国内の路面電車としての完全新規開業(延伸除く)は、1948年の富山地方鉄道伏木線(現在の万葉線)以来、75年ぶりです。
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当面は普通のみ運行
開業後の運行時間は6時台~23時台で、JR宇都宮駅の新幹線の始発・終電に対応する予定です。
運転間隔はピーク時6分間隔、オフピーク時10分間隔です。所要時間は普通電車が約44分、快速電車が約37~38分です。
ただし、開業当初は習熟のため、全線所要時間は40分台後半で、普通のみの運行です。運転間隔も朝ピーク時8分間隔、日中は12分間隔となる予定です。
運賃は初乗り150円~400円の対距離制です。
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2030年代に西口延伸
宇都宮市では、LRTを宇都宮駅西口から市内中心部へ延伸する計画も進めています。整備区間は宇都宮駅東口から県教育会館付近までの約5kmです。
西口方面の延伸区間は、2026年度に着工し、2030年代前半の開業を目指します。(鎌倉淳)
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