南阿蘇鉄道は、2023年7月15日に運転再開することを発表しました。2016年の熊本地震で被災して一部区間の不通が続いていますが、復旧作業のメドが立ち、7年3ヶ月ぶりに全線で運転を再開します。
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熊本地震で被災
南阿蘇鉄道は立野~高森間17.7kmを結ぶ第三セクター鉄道です。国鉄の特定地方交通線だった高森線を引き継いできましたが、2016年の熊本地震で第一白川橋梁が損壊するなど大きな被害を受けました。いまも立野~中松間10.6kmの不通が続いています。
2019年に全線復旧の方針を示し、橋梁架けかえなどの工事を進めてきました。その工事の完了のメドが立ち、2023年2月3日の南阿蘇鉄道再生協議会で、7月15日に全線で運転再開することを正式発表しました。

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JR豊肥線へ直通運転
運行本数は、平日は11往復、休日は14往復です。運行再開に合わせて、立野からJR豊肥線肥後大津までの直通運転を始めます。
同社はJRへの乗り入れに対応した直通運転用の新型車両としてMT-4000型をすでに導入しており、肥後大津~高森間で運行する予定です。
直通運転列車は1日2往復を予定しています。観光への新たな呼び水になることを期待したいところです。(鎌倉淳)
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