LCC3社のセールチケットが余りまくり中。1,000円台チケットでも売れなくなった理由とは?

ピーチ、ジェットスター、バニラのLCC3社が、現在、同時にセールを行っています。最低価格は1,000円台とそれなりに安いのですが、平日を中心に売れ残りが目立ちます。少し前までなら、LCCのセールチケットは飛ぶように売れたものですが、何が起きているのでしょうか?

広告

3 社が同時期にセール開催中

夏の終わりは下期の航空スケジュールが発表される時期です。それにあわせてLCCがセールを行うのは恒例で、今年もピーチ、ジェットスター、バニラのLCC3社がほぼ同時期にセールを行っています。

先鞭を付けたのがジェットスターで、「女ともだちに、会いに行くよ」という名称のセールを実施。2015年8月19日17時~8月31日18時まで、国内線全路線のチケットを1,990円~で販売しています。

後を追ったのがバニラエアで、「わくわくバニラセール」を2015年8月27日 19時~8月29日18時59分まで実施。国内線全路線を1,780円~販売しています。

そしてピーチが「大阪宮崎線就航記念セール」を8月28日0時~8月30日23時59分まで実施しています。大阪~宮崎を2,290円~、大阪~札幌を3,490円~など国内線全路線で価格を変えてセールを販売しています。

ジェットスターセール

平日中心に売れ残り目立つ

ということで、現在、ジェットスター、バニラ、ピーチが同時に国内線全線のセールを行っているわけです。3社のセールの対象となる搭乗期間は路線によって異なりますが、おおむね10月下旬~11月下旬が中心です。しかし、これがあんまり売れていません。

たとえば、8月29日午前7時現在で、3社が競合する成田~札幌間で、文化の日が終わった11月4日~10日までの1週間をみてみましょう。ジェットスターは、4、5、8、9、10日の5日間で下り便に1,990円チケットが残っています。

バニラエアは、1,770円チケットは水曜日だけですが、11月4日(水)は、下り全便で残っています。それ以外の日は2,680円チケットが最安値ですが、11月6日(金)を除く全日で少なくとも1便は2,680円チケットがまだ販売されています。

ピーチは3,290円が最安値ですが、4,5,10日の3日間で残っており、それ以外の日も4,090円~4,790円のチケットなら残っています。

そのほかの路線を見てみても、各社ともセールの売れ残りが目立ちます。1,000円台のチケットは少なくなっていますが、3,000円~4,000円台のセールチケットなら、かなり選択肢があります。(8月29日7時現在の状況です。状況は変化しますので、ご了承ください)。

広告

3桁なら即完売

少し前なら、LCCのセールといえば、チケットが奪い合いになっていたものです。それが、なぜこうしたことになっているのでしょうか。

理由はいろいろあると思いますが、セール価格として1,000円台だとそれほどの価格訴求力を持たなくなっていることがあげられるでしょう。同じセールでも「990円」といった3桁だと平日でもすぐに完売するのですが、1,990円だとそうはいかない様子です。

価格が3桁なら「有休取れなければ捨ててもいいや」という気持ちで衝動買いする人も多いのでしょうが、4桁となるとそんな気持ちになれない、ということかもしれません。

セールのプレミア感がなくなった?

そもそも、セールの格安価格が平日に偏っているということも大きな理由でしょう。週末はセールの除外日になっているか、対象になっていても価格がやや高い場合があります。週末で1,000円台チケットが設定されている場合は、今でも売れ行きは好調です。しかし、週末でも4,000円前後のセールチケットは、時間帯のいい便(土曜の午前便など)以外は、売れ行きは芳しくないようです。

というより、4,000円台になってくると、ふだんの最低価格とそれほど変わらないので、「セール」のプレミア感がないのかもしれません。

手数料が高い?

また、昔に比べて手数料が高くなった、というのも理由かもしれません。LCCには「支払手数料」など、購入する際に数百円の手数料がかかります。また、受託手荷物は別料金です。そういう手数料を考えると、そんなにはお得でない、と感じている人もいるのかもしれません。

冷静に考えれば、数百キロを移動する航空運賃が3,000~4,000円前後(手数料を入れれば+数百円)なら、格安に違いありません。それを格安と感じてもらえないのだとすれば、航空会社も頭が痛いところではないでしょうか。

チケットはまだ余っていますので、秋に有給休暇が取れそうな方は、平日のセールチケットを買ってみてはいかがですか?

広告