札幌丘珠空港のネットワークが拡大中。FDAが小牧~丘珠線を開設、JALと共同運航

夏季のみ2往復

丘珠空港のネットワークが拡大しています。2023年3月26日には、フジドリームエアラインズ(FDA)が、名古屋(小牧)空港への路線を開設します。夏季のみ毎日2往復の運航です。

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夏季のみ1日2往復

フジドリームエアラインズは、名古屋(小牧)~札幌(丘珠)を、2023年3月26日から始まる夏ダイヤで運航を開始します。JALとの共同運航(コードシェア)です。

運航期間は9月30日までが決定しており、10月28日まで延長する予定で調整中です。

運航本数は1日2往復の計4便です。時刻表は以下の通りです。

■FDA小牧~丘珠線時刻表
FDA391 小牧08:00→09:40丘珠
FDA397 小牧16:55→18:35丘珠
FDA392 丘珠10:25→12:15小牧
FDA398 丘珠19:05→20:55小牧

■運航期間
2023年3月26日~ 9月30日 ※10月1日~28日は、別途調整中

FDA名古屋~丘珠線開設
画像:FDAプレスリリース

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割引運賃は8,000円~

大人普通運賃は片道40,000円~42,000円。割引運賃は8,000円~です。

4,500円の就航記念運賃も設定します。2023年3月26日~4月28日搭乗分までの期間限定です。

使用する航空機は、エンブラエル170(76 席)とエンブラエル175(84 席)です。

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本州3路線に

フジドリームエアラインズは静岡県に本社を構える中堅航空会社で、丘珠空港にジェット機で定期就航している唯一の航空会社です。これまでも丘珠と静岡、松本とを結ぶ路線を就航しています。

新たに小牧に就航することで、FDAが手がける丘珠発の本州路線は3路線に拡大されます。

小牧線も含めて、いずれも夏季限定です。丘珠空港の滑走路は1,500mしかなく、ジェット機での離発着ができるのは無雪期に限られるためです。

トキエアも就航予定

丘珠空港の道内路線は、JALが函館、釧路、女満別、利尻の4路線を開設しています。夏季限定とはいえ、これに丘珠、静岡、松本の道外3路線が加わり、充実してきました。さらに、新規航空会社のトキエアも、2023年度に新潟線を開設する方針を表明しています。

滑走路を1,800mに延伸する計画もあります。札幌市街地に隣接する丘珠空港が充実すれば、旅行者の利便性も向上しそうです。(鎌倉淳)

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