石垣島と台湾を結ぶ航路が復活する可能性が出てきました。10月7日付の台湾・自由時報によりますと、台湾の運輸大手、華岡グループが、台湾の花蓮市と石垣島を結ぶ貨客船の運航を計画しているそうです。近く台湾交通部に航路開設を申請する予定とのことです。
台湾の一部の立法委員(国会議員)が計画に賛同し協力する考えを示しており、実現性は低くはなさそう。航路が開設されれば、花蓮~石垣間は約4時間で結ばれます。
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詳細は不明
使用する船体がどのようなものになるのかなど、詳細はまったく不明です。タイトルに「フェリー」と書きましたが、フェリーになるのか、車載設備のない貨客船になるのかもわかっていません。
石垣島~台湾間には、かつて有村産業のフェリーが石垣~基隆などに就航していましたが、2008年に運航を停止しています。その後、スーパースターアクエリアスというクルーズ船が頻繁にこの区間を運航していますが、定期便には至っていません。最近は、台湾から日本へ訪れる観光客が急増していますので、石垣・台湾の定期船が復活すれば、石垣島の観光客もさらに増えることが予想されます。
東海岸と石垣島を結ぶ需要はあるか?
ただ、花蓮は台湾島の東岸に位置する人口10万人ほどの都市です。台湾の人口は西海岸に集中していますので、東海岸と石垣島を結ぶ需要がどれだけあるのかは未知数です。その意味では、どちらかというと貨物主体の航路になるのかもしれません。
ともあれ、日本から船で海外へ出かける選択肢も増えますので、日本人旅行者にもメリットがあります。ぜひ、実現を期待したいところです。
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