日田彦山線「BRTひこぼしライン」、運賃は打ち切り計算に。乗継割引を新設

鉄道運賃と同水準に

JR九州が、8月に開業する日田彦山線「BRTひこぼしライン」の運賃と時刻表を発表しました。運賃はBRT区間の打ち切り計算で、乗継割引を新設します。

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鉄道運賃と同水準

JR九州の「BRTひこぼしライン」は、日田彦山線の添田~日田間をBRT(バス高速輸送システム)に転換する路線で、2023年8月28日に開業します。開業に先立ち、JR九州は、運賃と時刻表を発表しました。

BRTひこぼしラインの普通運賃は、現行の鉄道と同水準。添田~日田間の全線で860円となります。BRT区間の運賃は打ち切り計算で、鉄道と営業キロを通算しません。

ただし、JR鉄道線とBRTを乗り継ぐ場合には乗継割引が適用され、合算した金額から100円を割り引きます。これにより、これまでの鉄道運賃より、高くなる区間と安くなる区間が生じます。

たとえば、田川後藤寺~光岡間では運賃が30円安くなりますが、田川後藤寺~豊前桝田間では90円高くなります。

日田彦山線BRT運賃
画像:JR九州プレスリリース

定期運賃は、現行の鉄道定期運賃と同額となります。BRTと鉄道を乗り継ぐ区間も同様です。新設するBRT駅にかかる定期運賃は、BRT 駅間に設定する運賃計算キロに基づき鉄道定期運賃を適用します。

なお、BRTと鉄道を乗り継ぐ区間のきっぷは JR 九州の駅のみ発売します。

日田彦山線BRTひこぼしライン
画像:JR九州
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時刻表も公表

時刻表も公表されました。1日あたりの運行本数は32本です。

32本のうち、添田~日田間の全線を走るバスは20本です。区間便として、添田~彦山間に8本、筑前岩屋~日田間に4本を設定します。朝夕の7本は、光岡~日田間で学校・市役所経由となります。

日田彦山線BRT運行系統
画像:JR九州プレスリリース

添田駅では、すべての列車とBRTが接続し、対面で乗換えができます。

所要時間は鉄道時代より長くなり、添田~彦山間が16分(鉄道12分)、筑前岩屋~日田間が59分(同33分)、添田~日田間が1時間32分(同56分)です。全線を乗り通す場合で30分以上長く時間がかかることになります。(鎌倉淳)

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