兵庫県などが計画する「播磨臨海地域道路」について、第二神明道路から姫路市広畑までの約32kmの詳細な道路計画が公表されました。4車線の自動車専用道路として整備し、17カ所のIC・JCTを配置する計画です。国道2号バイパスの渋滞緩和を目指す、新たな幹線道路の計画が具体化しました。
32kmの都市計画案を公表
兵庫県と神戸市は、播磨臨海地域道路の都市計画案と環境影響評価準備書を公表し、2026年10月27日から縦覧を始めました。
播磨臨海地域道路は、神戸市から播磨臨海地域を経て太子町方面を結ぶ、全長約50kmの道路構想です。今回の計画は、そのうち第二神明道路から姫路市広畑までの約32kmを対象としています。
起点は神戸市西区岩岡町、終点は姫路市広畑区です。4車線の自動車専用道路として計画し、設計速度は80km/hとしています。今回の都市計画案では、道路の具体的な位置や構造、IC・JCTの配置などを示しました。

IC・JCTは17カ所
公表された計画では、IC(インターチェンジ)とJCT(ジャンクション)を計17カ所設けます。
東側では、第二神明道路に接続する明石西JCTを起点に、稲美IC、加古川JCT、平岡播磨ICを配置します。加古川JCTでは国道2号加古川バイパス、平岡播磨ICでは国道250号に接続します。

さらに西へ進んで、別府IC、尾上IC、高砂東IC、高砂西IC、伊保IC、大塩ICを設けます。加古川市から高砂市にかけての沿岸部を通り、工業地帯などへのアクセス改善を図ります。
姫路市内では、姫路JCT、姫路南JCT、白浜北IC、白浜IC、飾磨IC、飾磨西IC、広畑ICを配置します。
姫路JCTは姫路バイパスと播但連絡道路に接続します。姫路南JCTで西へ向かう本線が分岐し、広畑ICが今回の計画区間の西端となります。

姫路JCTを除くIC・JCTの名称は仮称です。
計画交通量は区間によって1日約1万100~3万4,700台を見込んでいます。サービスエリアやパーキングエリアは設けない計画です。
加古川・姫路バイパスの渋滞緩和へ
播磨臨海地域道路を計画する背景には、国道2号の加古川バイパス・姫路バイパスの慢性的な渋滞があります。
兵庫県などの資料によると、これらのバイパスには1日の交通量が10万台を超える区間があります。渋滞は地域の産業活動や観光振興にも影響を与えており、交通事故も課題となっています。
播磨臨海地域道路は、既存のバイパスに集中する交通を分散させ、沿岸部の工業地帯へのアクセス改善を図る役割が期待されます。また、洪水などの災害で幹線道路が通行できなくなった場合の代替ルートとしての役割も担います。

開通時期はいつ?
今回の都市計画案と環境影響評価準備書の縦覧期間は、2026年10月27日から11月27日までです。都市計画案への意見書は12月11日まで受け付けます。
今後、住民などの意見を踏まえて都市計画と環境影響評価の手続きを進めます。現時点では道路の着工には至っておらず、開通時期も示されていません。























