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ANAとJAL、定時運航率でLCC下回る。70%台に低迷、2025年度実績

スターフライヤー、スカイマークが上位に

ANAとJALの大手航空会社2社の定時運航率が低迷しています。国土交通省が発表したデータによれば、2025年の定時到着率は両者とも70%台にとどまりました。LCCのピーチより低い数字で、羽田空港の混雑などが影響しているようです。

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2025年度国内輸送実績

国土交通省が発表した2025年度の国内輸送実績によりますと、ANAの定時到着率は78.43%、JALは79.24%で、それぞれ80%を下回りました。

ANA、JALより定時到着率が低いのはエアドゥ(ADO)の78.40%のみです。格安航空会社LCCのジェットスター・ジャパンの82.09%や、ピーチ・アビエーションの85.13%をも下回っています。

定時到着率は、定刻より15分以内に到着した割合を指します。ANA、JAL、エアドゥは5便に1便が15分以上遅れていることになります。

2025年度定時到着率

1位 スターフライヤー 88.99%(90.39%)
2位 ソラシドエア   85.85%(87.27%)
3位 ピーチ      85.13%(84.56%)
4位 スカイマーク   84.85%(88.07%)
5位 JTA       83.41%(85.04%)
6位 スプリング    82.09%(83.90%)
7位 ジェットスター  79.54%(78.87%)
8位 JAL       79.24%(79.69%)
9位 ANA       78.43%(78.15%)
10位 エアドゥ    78.40%(82.00%)
※JTAは日本トランスオーシャン航空。( )内は前年度

JAL、ANA

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定時出発率も低迷

定時出発率についても見てみましょう。ANAは82.61%、JALは82.44%で、両社もほぼ同水準です。定時到着率よりは数字がいいですが、両社より低いのはエアドゥとジェットスターのみです。

ジェットスターは、定時出発率では最下位ですが、定時到着率では7位に挽回しています。出発で遅れても飛行中に取り返す、という運航が多いようで、飛行時間に余裕を持ったスケジュールとなっているのかもしれません。

2025年度定時出発率

1位 スターフライヤー 91.17%(92.67%)
2位 スカイマーク   88.73%(91.57%)
3位 ピーチ      85.34%(85.60%)
4位 ソラシドエア   84.91%(86.98%)
5位 JTA       83.76%(86.53%)
6位 スプリング    83.25%(84.33%)
7位 ANA       82.61%(82.73%)
8位 JAL       82.44%(83.70%)
9位 エアドゥ     80.76%(83.95%)
10位 ジェットスター 76.80%(78.15%)

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羽田空港の混雑の影響

定時運航率が高いのは、スターフライヤーです。今年度は定時出発率、定時到着率の両方でトップに立ちました。スカイマーク、ソラシドエア、ピーチも健闘しています。

それに比べると、ANA、JALという大手航空会社2社が、定時運航率で下位に甘んじています。定時到着率に限れば、国内LCC3社(ピーチ、ジェットスター、スプリング)のすべてを下回っています。

遅延の原因はさまざまですが、影響が大きいのは羽田空港の混雑でしょう。大手航空会社は羽田空港の発着枠を多く持つうえ、機材も比較的大きいので遅延が生じやすいとみられます。

とはいえ、「高品質」を売り物にする大手航空会社の定時運航率が、「安さ」を売り物にするLCCより悪い、というのは残念な話です。

航空各社では2026年9月1日から、羽田空港を出発する国内線の手荷物の預け締切時刻を繰り上げ、保安検査場などの通過時刻も厳格化します。飛行機の定時性向上を目指す取り組みですが、背景として、こうした大手2社の遅延が激しいという実態があるからのようです。(鎌倉淳)

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