白馬のスキーエリアへのアクセスが改善しそうです。アルピコ交通は、海外から長野県白馬村を訪れる外国人スキー客の利用を見込み、成田空港と白馬八方間の高速バスを運行させると発表しました。運行期間は2013年12月20日~2014年3月2日までで、1日1往復です。
外国人スキー客に、白馬のスキー場の人気は年々高まっています。外国人スキー客のなかでもオーストラリア人がもっとも多く、とくに八方尾根の人気はとても高くなっています。
ただ、成田空港から白馬へのアクセスは至便とはいえません。成田エクスプレスで東京へ出て、長野新幹線で長野に行き、そこからバス、というのが一般的なルートですが、大きな荷物を持っての乗換は大変。しかも、新幹線にはスキーを持ち込める荷物置き場もありません。
そこで、成田空港からダイレクトにアクセスできる公共交通機関が待望されていたのですが、いよいよ実現するわけです。
成田空港~白馬八方間・高速バスの時刻表は以下の通りです。上信越道長野インター経由です。
成田空港08時25分→白馬八方14時21分
白馬八方11時00分→成田空港16時56分
所要時間は約6時間です。
成田発の出発時間は、シドニーからのカンタス航空の直行便との連絡が考慮されています。また、白馬発は、宿泊施設のチェックアウト時間に合わせており、やはりカンタスの出発便に接続します。ジェットスター利用の場合は、成田→白馬への利用は接続されますが、白馬→成田の場合は成田で一泊しなければなりません。
長野県の調査によると、2012年の白馬村の外国人の宿泊者数は、延べ約45000人もいます。その大半が白馬村にスキーをしに来るオーストラリア人ですので、このバスもかなり好評になるのではないでしょうか。
運賃は片道8500円です。使用車両は横3列シートで27人乗りとのこと。荷物が多いことを前提に、ゆとりあるバスを使うようです。