「モバイルPASMO」で何ができるか。2020年春にスタート

アプリでチャージ

モバイルPASMOのサービスが2020年春にスタートします。PASMOをAndroidスマートフォンで利用できるようになります。

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アプリでチャージ

PASMO(パスモ)協議会は、交通系ICカード「PASMO」がスマートフォンアプリで使える「モバイルPASMO」サービスを2020年春から始めると発表しました。

モバイルPASMOでは、カード式PASMOと同様に、電車やバスの交通利用、電子マネーのショッピングに使える上、以下のことができます。

・アプリ上でのチャージ(入金)や定期券の購入ができる。
・故障や紛失時も窓口などに行かないで再発行手続ができる。

モバイルPASMO
画像:PASMOウェブサイトより

モバイル定期券が使える

モバイル端末を使った鉄道サービスと言えば、JR東日本の「モバイルSuica」が先行しています。JR東日本利用者なら、スマホを使った鉄道乗車はすでに日常茶飯事のことでしょう。

しかし、モバイルSuicaで発行できる定期券はJR東日本路線を含む区間のみなので、私鉄のみで通勤・通学するユーザーには使えませんでした。それが、使えるようになるのが、最大のトピックスといえそうです。

対応機種は、購入時にAndroid6.0以上がインストールされたおサイフケータイ対応端末です。当初の対応はアンドロイド端末のみで、iPhone端末には対応しませんが、将来的には対応するとは思われます。

モバイルSuicaでは、2020年2月26日より年会費が無料になり、旧型の3Gケータイでのログインをともなうサービスが利用できなくなります。また、2019年度末に始まる新しい新幹線 IC 乗車サービスの開始に合わせて、モバイルSuica特急券のサービスが終了します。2020年12月には、Android4.4以前のAndroidスマートフォンのすべてでログインサービスを利用できなくなります。

モバイルPASMOは、こうしたモバイルSuicaのサービス改変とタイミングを合わせてスタートするわけです。

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対応事業者

モバイルPASMOで定期券が利用できるのは、以下の事業者です。

■鉄道
小田急電鉄
京王電鉄
京成電鉄
京浜急行電鉄
埼玉高速鉄道
相模鉄道
新京成電鉄
西武鉄道
千葉都市モノレール
つくばエクスプレス
東急電鉄
東京メトロ
東京都交通局
東武鉄道
北総鉄道
ゆりかもめ
横浜高速鉄道
横浜市交通局
横浜シーサイドライン

■バス
小田急バス
江ノ電バス
川崎市交通局
川崎鶴見臨港バス
関東バス
京王電鉄バス
京成バス
西武バス
相鉄バス
立川バス
東急バス
東京都交通局
西東京バス
日立自動車交通
横浜市交通局

具体的なサービスの開始日や詳細、アンドロイド端末で対応する機種などについては、3月初旬に発表する予定です。

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