バニラエアが台北~ホーチミン線を運休。以遠権戦略にカゲ

成田~香港線も減便

バニラエアが、2018年夏ダイヤを発表しました。1日1往復で運航していた台北~ホーチミン線を運休し、成田~香港線の深夜便もなくなります。

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就航1年半で撤退

バニラエアは、台北を海外拠点化する方針を掲げ、2016年9月より台北~ホーチミン線を運航していました。以遠権を活用し、成田~台北線を延伸する形で、ベトナムのホーチミンまで週4便で設定していたものです。

しかし、2018年3月25日からの夏ダイヤで、同路線を運休。再開の時期も示していません。成田~台北線は維持されます。

台北~ホーチミン線は、バニラエアにとって、台北拠点化による以遠権路線の第1号でした。

将来的には、以遠権を使って東南アジア各地や中国本土への路線展開を視野に入れていただけに、就航1年半での撤退は、同社の以遠権を使った海外戦略にカゲを落としそうです。

バニラエア

成田~香港線も減便

このほか、1日2往復運航している成田~香港線は、1往復が減便されます。減便となるのは、成田22時00分発、香港03時20分発の深夜便です。

ホーチミン線、香港線のいずれも海外LCCとの競合が激しくなっており、収益性が悪化していたということです。いったん、仕切り直しというところでしょうか。

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