沖縄本島に2つ目の水族館が登場します。DMM.comが、豊見城市豊崎の「美らSUNビーチ」に隣接するショッピングセンターの敷地内に、「DMMかりゆし水族館(仮称)」を2020年上半期に開業すると発表しました。
最新映像技術を駆使
「DMMかりゆし水族館」は、「“世界初”最新映像技術を駆使した新しいエンタテイメント水族館」がメインテーマ。沖縄の自然を舞台に、さまざまな海洋生物と最新映像技術を組み合わせた展示をします。
詳細は明らかではありませんが、本物の魚が泳ぐ一方で、バーチャルリアリティの魚が泳いでいたり、といった新しい見せ方をするようです。資料画像を見ると、クラゲ水槽や、ペンギン展示なども描かれています。
通常の水槽展示にくわえ、映像技術によってリアルな海洋体験ができたり、沖縄地方を中心とした動植物とふれあえるといった工夫がこらされているそうです。
すみだ水族館と同規模
建物は地上3階層で、そのうちの1,2階部分が水族館となります。延床面積は8,066平方メートル。東京のすみだ水族館が7,859平方メートルですので、それと同規模といえます。
この大きさで、ショッピングモール併設となると、いわゆる「都市型水族館」に分類されるでしょう。美ら海水族館(19,199平方メートル)に比べると半分以下の面積です。
那覇空港からシャトルバス30分
「DMMかりゆし水族館」の開業予定地は、那覇空港から南へ約5kmの立地です。那覇空港から同水族館までを約30分で結ぶ専用シャトルバスが運行される予定。タクシーや車では約20分です。
水族館の運営については、「沖縄県内にて水族館運営に知見のある企業と技術提携に向け協議中」としています。沖縄県には、他に美ら海水族館しかないので、同水族館の運営に関わっている企業と提携するようです。
那覇近郊にはこれまで水族館施設はなく、美ら海水族館までは片道約2時間かかります。気軽に訪問できる都市型水族館の登場は、観光面でも、都市インフラとしても、沖縄県民に貢献しそうです。