東急田園都市線「南町田」が「二子玉川」になる? グランベリーモール跡地の再開発がすごすぎて

東急電鉄が、田園都市線南町田駅前の再開発計画を発表しました。閉館したショッピングセンター「グランベリーモール」跡地を中心に、新たなオープンモールを開設。店舗面積では二子玉川ライズに匹敵する商業施設になるそうです。

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グランベリーモールは閉鎖

東急田園都市線南町田駅前には、これまでアウトレットを中心とする商業施設「グランベリーモール」が営業していました。グランベリーモールは2000年に開業し、もともと暫定的な土地利用として10年間の営業が予定されていた施設です。

実際には、グランベリーモールは開業10年経過後も営業を続けました。しかし、再開発計画が固まったのを受け、2017年2月までに閉鎖されています。

グランベリーモール跡地で展開される再開発事業は、「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」と呼ばれるものです。町田市と東京急行電鉄が約600億円をかけて、約22万平米を整備します。町田市は2015年1月に「南町田駅周辺地区拠点整備方針案」を公表、2015年6月に基本方針を策定しました。

南町田再開発

店舗数では二子玉川ライズ超え

今回、東急電鉄が発表したのは、「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」に基づく商業施設計画の概要です。東急によりますと、新しい商業施設は、体感型施設『くらしのエンターテイメント空間』を備えた商業施設と、7つの広場で構成されます。

敷地内は2層または3層を中心としたオープンモールとなり、商業施設の店舗数はこれまでの2倍の約200店となります。アウトレットを拡充する一方、ライフスタイル提案型の物販や飲食店なども入ります。南町田駅改札から、新モール方面の景観は下図のようになります。

南町田再開発

敷地面積は8万3000平米、延べ床面積は15万1000平米、店舗面積は5万3000平米です。店舗面積は二子玉川ライズに匹敵する規模になります。二子玉川ライズの店舗数は約180ですので、店舗数では南町田が上回ります。

南町田再整備

具体的にどういった店舗構成になるのかなどは明らかではありません。ただ、公表された画像をみると、これまでの仮設感溢れたグランベリーモールとは異なり、本格的なショッピングモールになるのは間違いありません。


南町田再開発

南町田駅もリニューアル

再開発にあわせて、南町田駅のリニューアルも実施されます。東急によりますと、「公園や商業施設と融合した開放的な駅空間にするとともに、エスカレーターやホームドアを設置し、安全性と利便性の向上を図ります」とのこと。

南町田駅リニューアル

公表された画像をみると、現在の2面2線はそのままで、改札口などが橋上化される模様です。現在の南町田駅をどう改造したらこんな華やかな駅になるのだろう? と、ちょっと驚くほどのリニューアルです。

商業施設の開業予定は2019年度です。2020年には、二子玉川を彷彿とさせる一大商業ゾーンが、南町田駅に登場することになります。これだけの駅になるのなら、平日も含めた急行停車駅格上げも、可能性が高そうです。(鎌倉淳)

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