東京~福岡を格安旅行する方法【2021年版】新幹線、LCC、高速バス、青春18きっぷなど

LCCかスカイマークか

東京~福岡を安く行く方法をまとめてみました。新幹線、LCC、高速バス、青春18きっぷなどについて、値段を比較していきます。

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東京・福岡価格比較

最初に、東京~福岡間を旅行する際の価格表を掲載しておきます。確認できる範囲の最安値と普通運賃の表示です。内容の詳細な説明は、表の下の解説をご覧ください。

東京~福岡(博多)の価格比較(通常期)
交通機関 価格
新幹線「のぞみ」指定席 23,390円
新幹線自由席 22,220円
新幹線自由席+往復割引(片道あたり) 20,810円
新幹線EX早特 17,310円~
JAL普通運賃 41,900円
JALウルトラ先得 8,000円~
スカイマーク普通運賃 23,700円~
スカイマークいま得 7,400円~
ジェットスター 6,000円~
高速バスはかた号 9,000円~
東京九州フェリー+京急・JR 13,960円
JR普通列車 14,240円
青春18きっぷ(2日分) 4,940円

 

福岡

LCC

東京〜福岡間を格安旅行するなら、真っ先に検討したいのが格安航空会社LCC。就航しているのはジェットスター・ジャパンピーチ・アビエーションで、どちらも成田空港と福岡空港を結んでいます。

たとえば、成田~福岡間のジェットスターの最低運賃は4,880円(時期により異なります)。空港施設使用料500円と支払手数料620円(クレジットカードの場合)が別途かかるので、あわせて6,000円が最低価格となります。預け手荷物などは別料金です。

このほか、東京駅~成田空港のバス代が、格安バス「TYO-NRT」で1,300円かかります。福岡空港~博多駅は地下鉄で260円です。

合計すると、おおむね7,000円台で東京都心~福岡市中心部を移動できます

ピーチの場合は、運賃が4,890円~で、空港使用料が560円、支払手数料が600円で、最低価格は6,050円。ジェットスターと似たような価格です。

ジェットスター、ピーチのいずれでも、期間限定のセールの場合は、もっと安く行けることもあります。

LCCの運賃は変動しますので、必ずしも最低価格で行けるとは限りません。使いやすい時間帯は運賃が高いこともあります。それでも、2~3週間前に予約すれば、1万円以下で東京~福岡間を移動するのは難しくありません。

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スカイマーク、スターフライヤー

羽田空港発着がご希望なら、おすすめは中堅航空会社のスカイマーク。羽田~福岡間に1日10便以上運航していて、JALやANAよりも手頃な運賃が売り物です。

「いま得」なら7,400円~、「たす得」なら10,400円~。時期や便によりますが、出発日が近づいていても1万円台前半でチケットを確保しやすいです。普通運賃でも23,700円~34,100円と、大手航空会社よりもお手頃です。

同じく中堅航空会社のスターフライヤーは、「そら旅」で7,800円~。最低価格はスカイマークと同水準ですが、平均価格はスカイマークよりややお高めです。スターフライヤーはゆったりしたシートが売り物なので、手頃な値段と快適さの両方を求める方にはおすすめです。

JAL、ANA

JAL、ANAといった大手航空会社も、羽田~福岡間に多数の便を飛ばしています。普通運賃は時期により異なりますが、JALの通常期で41,900円です。

片道4万円を超えますので、普通運賃は高すぎます。割引運賃の最低価格はJALの「ウルトラ先得」で8,000円程度~です。ただ、さすがに8,000円のチケットは手に入れにくく、3週間前で1万円台後半~2万円程度、数日前~前日で2万円台後半~3万円程度で購入可能なことが多いようです。

スカイマークに比べると高いことが多いので、比較のうえご購入することをお勧めします。

空港アクセスには、品川~羽田空港間が京急で292円。福岡空港~博多駅が地下鉄で260円と安く、気になるほどの金額ではありません。

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東海道・山陽新幹線

東京~福岡で新幹線を使う人は少数派です。東海道・山陽新幹線の東京駅~博多駅の所要時間は「のぞみ」号で約5時間です。羽田発着の飛行機なら、都心から空港アクセスの時間を含めても4時間かからないので、所要時間では劣勢です。

正規料金は「のぞみ」指定席が23,390円、自由席が22,220円です。この区間は、自由席は指定席より1,170円も安いので、「のぞみ」に安く乗りたいなら、まずは自由席を検討しましょう。

新幹線の価格は、乗車券と特急券の総額です。東京~福岡間の乗車券には「往復割引」の設定があり、往復をまとめて買うと1割引になります。有効期間は14日間です。

「往復割引乗車券」+「自由席」で買うと片道あたり20,810円になります。もちろん学生の場合は学割も活用しましょう。乗車券部分がさらに2割引になり、片道あたり18,270円となります。

割引きっぷではインターネット予約サービス「スマートEX」の「EX早特」があり、17,310円~です。列車、座席数限定ですが、乗車日の3日前まで発売されているお得なチケットです。「スマートEX」には無料で会員登録ができます。

6枚綴りの新幹線回数券(指定席)もあります。130,560円で、1枚あたり21,760円です。金券ショップではバラ売りされています。スマートEXの会員登録が面倒な人は、こちらもいいでしょう。乗車時間帯や販売座席数の制限がなく、当日予約でも割引が受けられるのはメリットです。ただし、自由席の往復割引より高く、お盆、正月、ゴールデンウィークには使えません。

おおざっぱにまとめると、東京~博多間の新幹線は2万円前後で利用でき、出発直前や当日購入なら飛行機より安いことが多いでしょう。

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高速バス

 
東京〜福岡には高速バスも走っています。ポピュラーなのは西鉄バスの「はかた号」です。「はかた号」には、ビジネスシートとプレミアムシートがありますが、ビジネスシート(3列)で十分でしょう。

「はかた号」は2021年4月23日からウェブ販売でダイナミックプライシングが導入され、変動価格となりました。ビジネスシートは9,000円~18,000円で、空席に応じて価格が変わります。窓口販売は17,000円の定額です。LCCに比べて安いとは限りませんが、オンシーズンでも比較的手頃なのがメリットです。

東京の発着地はバスタ新宿、福岡は天神と博多のバスターミナルです。新宿から天神まで乗り換えなしで行けるのも魅力でしょう。

ただ、新宿〜天神の所要時間は14時間以上かかりますので、乗り物が好きな人以外には厳しいかもしれません。

東京~福岡間には、格安バス会社もありますが、新型コロナ以降、あまり運行していないようです。「楽天トラベル高速バス予約」などで検索してみるといいでしょう。

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フェリー

2021年7月1日に横須賀~新門司間に東京九州フェリーが新規就航し、東京と福岡間の旅行にも利用できるようになりました。

それぞれの港を深夜0時前に出発、翌日の21時頃に到着します。横須賀~新門司間の所要時間は約21時間です。品川~博多間を乗り継ぎ時刻表は以下の通りです。

▽下り
品川駅21:39→(京急快特*)→22:28横須賀中央駅→徒歩1.2km→横須賀港23:45→21:00新門司港→(連絡バス)→21:50小倉駅22:03→(JR快速)→23:10博多駅

▽上り
博多駅20:45→(JR快速)→22:00小倉駅22:10→(連絡バス)→23:00新門司港23:55→20:45横須賀港→徒歩1.2km→横須賀中央駅21:08→(京急快特)→21:57品川

フェリーの基本運賃は12,000円。品川~横須賀中央間が京急で650円、小倉~博多間がJRで1,310円。合計で13,960円です。新門司港~小倉駅は無料バスがあります。

この値段を出すならLCCのほうが早そうですが、豪華なフェリーで優雅な時間を過ごすのもよさそう。学割は2割引ですので、時間のある学生さんにはおすすめできます。

JR普通列車乗り継ぎ

JRの普通列車や快速列車で、東京~博多間を旅することもできます。東海道・山陽・鹿児島本線を乗り継ぎますが、1日でたどり着くことはできません。したがって、青春18きっぷは東京~博多の移動には向きません。途中で宿泊すれば2日分4,940円で移動できますが、宿泊代が別にかかります。

途中で新幹線に乗車すれば、青春18きっぷと組み合わせて東京~博多を1日で移動することは可能です。これを「新幹線ワープ」といいます。

たとえば、東京~徳山間を青春18きっぷ、徳山~博多間を新幹線に乗車すると1日で着けますが、新幹線料金と運賃で5,940円がかかります。青春18きっぷの1日分2,470円とあわせて、「新幹線ワープ」の場合で8,410円になります。

この値段を出すなら、高速バスやLCCに乗れることもありますので、青春18きっぷと新幹線を組み合わせるのは、必ずしもお得とはいえないでしょう。

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パッケージツアー

往復の飛行機や新幹線のチケットと宿泊がセットになった旅行商品(パッケージツアー)です。東京~福岡間で人気があるのは飛行機のツアーで、国内旅行を扱う主な旅行会社で販売しています。

ネットで予約がしやすく、安心感があるのはJTB。「エースJTB」はお高めですが、「きまま九州」といった格安ブランドならお手頃です。東京~博多の場合、福岡市内宿泊で2名1室利用で1人30,000円程度~。1名利用の場合は、2,000円ほど高くなります。JTBの福岡ツアー [PR]

新幹線利用のツアーなら、日本旅行の「JR・新幹線+宿泊セットプラン」が代表的です。こちらも、2名1室利用で1人30,000円程度~。新幹線でも飛行機でも相場はそれほど変わりませんが、個別の日程での価格差はありますので、ご自身の希望にあわせて探してみるといいでしょう。日本旅行「JR・新幹線+宿泊セットプラン」 [PR]

パッケージツアーは、時期や時間帯により価格差が大きく、週末や繁忙期は高くなります。新幹線利用のほうが価格変動が少なく、1泊2日が35,000~40,000円程度で探せます。飛行機利用はピーク時の価格が高くなりやすいようです。

ただ、いずれのツアーでも、低価格で往復の移動と宿泊が付いてくるのですから、非常にお得です。

旅行会社やプランによりますが、おおむね出発3日前~前日まで予約できます。予約時にご確認ください。

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ダイナミックパッケージ

ダイナミックパッケージは、お好みの交通機関と宿泊ホテルを組み合わせて、インターネット上で予約、決済するパッケージです。代表的なのが「JTBダイナミックパッケージ」で、飛行機、新幹線のどちらでも予約できます。

同サイト上で予約・決済し、飛行機利用の場合、メールで送られてくる飛行機のeチケットやホテルの電子クーポンで旅行できます。新幹線利用の場合、きっぷは新幹線駅構内にある指定席券売機で受け取れます。

上記「パッケージツアー」との違いは、交通機関とホテルの組み合わせの自由度が高いことです。とくに、JTBのダイナミックパッケージは、乗り遅れても後続列車の自由席に乗車可能なオプションがあり、利用しやすいのが特徴です。

東京~福岡間の価格は、2名1室利用で一人30,000円程度~。最低価格はパッケージツアーと大きな差はありませんが、柔軟性があるぶん、相場は少し高めです。出発前日まで予約できます。

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東京~福岡間を安く行く方法まとめ

では、東京~福岡間を安く行く方法をまとめてみましょう。

東京~福岡間を安く行く方法の結論としては、LCCのジェットスターまたはピーチがおすすめです。早めに買えば6,000円程度でチケットを買えます。成田空港と福岡空港へのアクセスを含めて、8,000円程度で旅行できます。旅行期日が間近に迫っても、1万円台前後で旅行することも可能でしょう。

LCCではありませんが、羽田発着のスカイマークもチェックしておきましょう。旅行期日が比較的近づいても、1万円台前半のチケットが買いやすいのが魅力です。

東京~福岡に関して言えば、ジェットスター、ピーチ、スカイマークの3社のウェブサイトで希望する日の空席をチェックすれば、それで十分安く旅行できることでしょう。うまく見つからない場合は、スターフライヤーもチェックするといいでしょう。

JAL、ANAといった大手航空会社の場合、早めに買えば1万円程度でチケットが手に入りますが、直前になると3万円前後になってしまいます。この値段だと、JAL、ANAを選択するのはもったいないです。

飛行機が満席か、手頃な値段のチケットが見つからない場合は、新幹線がいいでしょう。乗車3日前まで予約できる「EX早特」なら17,310円で「のぞみ」指定席に乗れます。

往復割引で自由席を利用すれば、片道あたり20,810円です。往復割引は、販売席数に制限がなく、当日、駅のきっぷ売り場に行けば購入できるのがメリットです。つまり、絶対に購入できる格安チケットです。

長時間のバス旅が苦痛でないなら、高速バスのチケットを早めに買うのも有効です。「はかた号」なら1万円台前半でチケットが見つかることが多いです。価格的にはLCCと同水準で、時間はかかりますが、市街地直行で空港での乗り換えなどの煩わしさはありません。

東京~博多間で、青春18きっぷはあまり効果的ではありません。新幹線と組み合わせれば、8,410円で移動できますので、他に格安チケットが見つからない場合に、比較のうえ選択するといいでしょう。2日かければ青春18きっぷ2日分4,940円で移動できますが、宿泊費を考えるとお得とはいえません。

宿泊をともなう場合は、新幹線や飛行機とのパッケージツアーや、ダイナミックパッケージを検討するといいでしょう。
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