新幹線の格安チケットまとめ。【2021年秋版】初心者におすすめの「割引きっぷ」はコレ!

使いやすいものをリストアップ

新幹線にはJRからさまざまな割引きっぷが設定されています。最近はインターネット専用商品が増えていますが、こうした格安チケットは、新幹線をふだん利用しない人にはわかりにくいもの。ここでは、使いやすい割引きっぷについて、まとめてご紹介してみましょう。

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EX早特21

「EX早特21」は、東海道・山陽新幹線のインターネット予約サービス「スマートEX」で購入できる割引きっぷです。

乗車駅を朝6時台、昼11~15時台に出発する「のぞみ」に設定されています。設定区間は、東京・品川、新横浜の各駅と、東海道・山陽新幹線の主要駅の間です。このほか、名古屋~小倉・博多も設定されています。

出発日の1カ月前から21日前までに購入しなければなりません。割引率は区間により異なりますが、20~30%程度です。座席数は限定です。

東海道・山陽新幹線の「のぞみ」に乗車できるチケットとしては、もっともお得なチケットです。購入するには「スマートEX」の会員登録が必要です。登録費用や年会費は無料です。

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EX早特

「EX早特」も「スマートEX」で購入できる、東海道・山陽新幹線の座席数限定の割引きっぷです。

東海道・山陽新幹線の東京・新横浜と山陽エリアの間や、京都・新大阪・新神戸~小倉・博多間などに設定されています。東京エリアと岡山、広島、山口、福岡エリアを移動する際には、お得で使いやすいきっぷです。

出発日の3日前までに購入すればよく、利用時間帯の制限などがない点が、「EX早特21」との違いです。

割引率は区間により異なりますが、東京エリア~山陽エリア間で20%程度です。平日より土休日のほうが価格が安くなっています。東京~名古屋・新大阪間では設定がありません。

EXこだまグリーン早特

「EXこだまグリーン早特」も、「スマートEX」で購入できる、東海道新幹線の座席数限定の割引きっぷです。

「EX早特」同様、出発日の3日前までが購入条件です。東海道新幹線の各駅相互駅区間(一部除く)に設定されていて、「こだま号」グリーン車が格安で利用できます。割引率は東京~新大阪間で40%程度、東京~静岡間で30%程度です。

「こだま」しか利用できませんが、正規価格の普通席の料金より安くグリーン車に乗れるのがメリットです。設定区間が多く利用しやすいのも特徴です。下記の「ぷらっとこだま」のグリーン車プランよりも安いです。

ぷらっとこだま

「こだま」号利用なら、「ぷらっとこだま」が有名です。東海道新幹線の東京・品川、新横浜、静岡、浜松、名古屋、京都、新大阪の各駅間(一部除く)に設定されています。東京~新大阪の割引率は約27%です。

JR東海ツアーズという旅行会社の商品です。出発日の1カ月前から購入でき、インターネットと店舗(JR東海ツアーズ支店)で前日まで購入できます。列車、席数は限定です。

利用できるのは「こだま」号に限定されますが、利用できる時間帯の制約が少なく、ネットで前日まで購入可能で、座席も取りやすいというのは長所です。

JR駅の窓口などでは購入できません。

【公式】ぷらっとこだま

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スーパー早特きっぷ

山陽新幹線では、新大阪・新神戸~小倉・博多間などに設定されている「スーパー早特きっぷ」の割引率が高く、使いやすい格安チケットといえます。

JR西日本のインターネット予約「e5489」の商品で、「J-WESTネット会員」に登録(無料)をすれば購入できます。新大阪・新神戸~小倉・博多間・熊本・鹿児島中央・長崎・大分間に設定されていて、最大で約35%安くなります。「のぞみ」号「みずほ」号などが利用できます。

乗車日の1ヶ月前〜2週間前まで発売します。JR九州のインターネット列車予約サービスでも購入可能です。席数は限定です。

こだま指定席きっぷ

山陽新幹線の中距離区間で安いのは、「こだま指定席きっぷ」です。新大阪~岡山・広島や、岡山~広島、広島~新山口・博多などに設定があります。

割引率は区間により異なりますが、新大阪~広島で約35%です。こどもは均一1,500円と破格値です。

インターネット「e5489」専用商品で、前日まで購入可能ですが、2人以上の利用に限るという制約があります。「こだま」しか乗れません。

新幹線直前割きっぷ

山陽新幹線の「こだま」のチケットが、出発直前に半額になる期間限定のきっぷ。2020年9月に初設定され、2021年11月28日までの設定が決まっています。原則的には「こだま」のみが対象ですが、一部の「ひかり」も利用できます。

利用日は原則として金土日祝のみです。出発日の3日前~前日の発売です。

インターネット予約「e5489」専用商品で、JR駅窓口などでは販売しません。新大阪、新神戸、岡山、広島、新山口、小倉、博多の相互駅間に設定があります(一部除く)。

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バリ得

山陽新幹線の「こだま」号利用で、片道利用や直前予約なら、「バリ得」もおすすめです。

新大阪・新神戸・西明石・姫路~博多・小倉間などに設定があり、新大阪~小倉・博多の価格は8,400円。割引率は最大約45%です。最近は、熊本や鹿児島中央、佐賀への設定も登場し、新大阪~熊本の価格は10,800円です。

基本的には「こだま」号利用ですが、一部の「ひかり」号も利用できます。

日本旅行という旅行会社の商品です。出発日の1カ月前から前日まで購入できます。ネットで購入して、駅の券売機でクーポン(乗車票)を受け取れます。
【公式】日本旅行

新幹線バリューパック

「バリ得」同様、山陽新幹線の「こだま」号利用の限定商品です。こちらはJTBの旅行商品です。

新大阪・新神戸・西明石・姫路~博多・小倉間などに設定があり、新大阪~博多間で7,600円。割引率は最大約51%です。熊本や鹿児島中央への設定も登場し、新大阪~熊本の価格は10,600円です。

基本的には「こだま」号利用ですが、一部の「ひかり」号も利用できます。

出発日の1カ月前から購入でき、インターネットなら5日前まで、店舗(関西エリアのJTB支店)なら前日まで購入できます。駅での券売機受取はできません。

「バリ得」と「新幹線バリューパック」は、ほぼ同じ商品ですが、価格は「新幹線バリューパック」のほうが安いです。ただ、価格は季節ごとに変動しますので、ご利用時にはお確かめください。
【JTB】新幹線バリューパック

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えきねっとトクだ値

東北、北海道、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線の格安チケットなら、まずは「えきねっとトクだ値」です。JR東日本・北海道のインターネット予約サイト「えきねっと」で販売されている「新幹線eチケット」専用商品です。

列車名としては、「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」「つばさ」「こまち」「とき」「たにがわ」「かがやき」「はくたか」「あさま」で設定されています。設定区間は、東京・上野・大宮・仙台~各新幹線の主要駅などです。

「えきねっとトクだ値」の価格は、通常価格に比べて約5~15%割引です。列車や区間によって割引率は異なります。販売座席数は限定なので、人気の時間帯の列車などでは、早めに売り切れることがあります。発売は前日までです。

「えきねっとトクだ値」を購入するには、「えきねっと」の会員登録が必要です。登録費用や年会費は無料です。

お先にトクだ値

「えきねっとトクだ値」より、さらに割引率が高いチケットが「お先にトクだ値」です。出発日の14日前までに購入することで、新幹線の価格が最大35%の大幅割引になります。「えきねっとトクだ値」の早割版と考えればいいでしょう。東北、北海道、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線が対象です。

対象となる新幹線は、基本的に「えきねっとトクだ値」と同じですが、列車や区間、座席数などの制限は厳しくなり、設定のない列車もあります。

お先にトクだ値スペシャル

「お先にトクだ値」のうち、期間限定で発売されるバーゲン型チケットが「お先にトクだ値スペシャル」です。割引率は最大50%。つまり、半額で新幹線に乗れてしまいます。出発日の21日前までが購入期限です。

ふだんはあまり設定されていないのですが、新型コロナウイルス感染症の影響による利用者減少を受けて、東北、北海道、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線で設定されています。ただし、列車や区間、座席数などの制限は厳しく、設定のない列車もあります。

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九州ネット早特、九州ネットきっぷ

九州新幹線で使いやすいのは、「九州ネット早特7」。博多~熊本間の割引率が約38%。博多~鹿児島中央間では約20%の割引率です。

JR九州インターネット列車予約で購入でき、7日前が購入期限です。

このほか、購入期限が3日前までの「九州ネット早特3」や、当日でも購入可能な「九州ネットきっぷ」といった割引きっぷもあります。

「九州ネット早特」は博多~熊本・鹿児島中央間に設定が限られますが、「九州ネットきっぷ」は九州新幹線の幅広い区間に設定があり、使いやすいです。

新幹線回数券

新幹線の定番の割引きっぷといえば、新幹線回数券です。定価との比較で、たとえば東海道新幹線の東京~新大阪の「のぞみ」が約5%引になります。

ただ、新幹線回数券は最近急速に販売区間が少なくなっていて、東北・上越新幹線ではすでに廃止され、山陽新幹線でも2021年10月に大部分が廃止されます。東海道新幹線では残りますが、2022年3月までに東京~新大阪といった主要区間の指定席回数券が廃止され、近距離の自由席回数券のみとなる見通しです。

これまで金券ショップで新幹線の「格安チケット」としてよく販売されてきたのが、新幹線回数券のばら売りですが、今後、格安チケットとしての新幹線回数券の存在意義は低下していきそうです。

金券ショップで新幹線のチケットを購入する場合は、下記の「株主優待券」が主流になりそうです。

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株主優待券

JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州は、株主優待券を発行しています。株主優待券があれば、各社の新幹線を割引で乗車できます。新型コロナの影響で、金券ショップでJR株主優待券を安く入手しやすくなりました。

JR東日本

株主優待券1枚につき、片道運賃・料金が4割引。東北、上越、秋田、山形新幹線と北陸新幹線の上越妙高以南が対象。

JR東海

株主優待券1枚につき、片道運賃・料金が1割引。2枚まで同時使用可能なので、最大で2割引にできます。東海道新幹線が対象。

JR西日本

株主優待券1枚につき、片道運賃・料金が5割引。複数枚の同時使用はできません。山陽新幹線と北陸新幹線の上越妙高以西が対象。

JR九州

株主優待券1枚につき、片道運賃・料金が5割引。複数枚の同時使用はできません。九州新幹線が対象。

株主優待券は、金券ショップで流通していて、購入すれば株主でなくても使用できます。金券ショップで株主優待券を購入し、それをJR駅窓口に持っていけば、上記割引率で各社管内の新幹線や在来線のきっぷを買えます。対象となる新幹線は上に記しました。

株主優待割引は、発売期間や座席数の制約がないので、ネットの割引きっぷが満席になってしまった場合などには、強い効果を発揮します。

ただし、金券ショップでの購入価格によっては、お得に乗車できるとは限りません。金券ショップで株主優待券を購入する時には、それでJR窓口で新幹線チケットを買った場合の値段を確認しておきましょう。

また、複数のJR会社をまたがるきっぷは割引対象になりません。たとえば、東海道・山陽新幹線で新大阪をまたいで利用する場合は、新大阪で打ち切り計算になりますのでご注意ください。

期間限定きっぷも!

新幹線にはこれ以外にもさまざまな割引きっぷが発売されています。期間限定のものもありますし、ここでは省略しましたが、シニア向けのきっぷもあります。学生なら学割も選択肢でしょう。

最近の新幹線の格安チケットは、インターネットで販売されることが増えています。そのため、新幹線の格安チケットを探すなら、まずはJR各社のインターネットサービスの会員になって、検索するのが早道です。

基本的に、割引きっぷにはさまざまな制約がありますので、自分の旅行スタイルに合わせて探してみるとよいでしょう。(鎌倉淳)

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