2022-2023年末年始終夜運転、首都圏鉄道各社の情報まとめ。JR東日本、京成、京王が実施へ

全体に縮小傾向で

【12月14日更新】首都圏鉄道各社の2022-2023年末年始の終夜運転の情報です。JR東日本では終夜運転を実施するものの、私鉄では見合わせる会社が多くなっています。運転間隔、時刻表などの情報をまとめてみましょう。

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JR東日本は7路線で実施

JR東日本は、2022-2023大晦日から元日にかけて、首都圏の7路線で終夜運転を実施します。同社は新型コロナウイルス禍で2020年度の終夜運転は取りやめましたが、2021年度に復活させています。

2022-2023年末年始の、JR東日本の終夜運転は以下の通りです。運行するのは都心部に近いエリアと、初詣関連の路線のみです。都心に乗り入れる路線でも、京葉線や埼京線、常磐線の終夜運転は実施されません。

JR東日本の2023終夜運転
線区 区間 運転間隔 備考
山手線 内回り・外回り 01:00~05:00頃【15分間隔】
京浜東北・根岸線 桜木町~大宮 01:00~04:00頃【20~50分間隔】
中央線快速 三鷹~高尾 00:30~04:30頃【30~60分間隔】
中央・総武線各停 三鷹~千葉 00:30~5:00頃【10~80分間隔】
横須賀線 横浜~逗子 01:00~05:00頃【80分間隔】
青梅線 立川~御嶽 立川発02:00、03:15
御嶽発02:54、04:08
宮ノ平~沢井間は通過
総武線・成田線 千葉~成田 千葉発 01:15、02:50
成田発01:55、03:33
東千葉は通過

 

2023年末年始終夜運転区間
画像:JR東日本プレスリリース

山手線

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京成電鉄も実施

京成電鉄は2022-2023大晦日から元日にかけて、京成上野~京成成田間と、押上~京成金町間で終夜運転を実施します。2022-2023年末年始の、京成の終夜運転は以下の通りです。

京成電鉄の2023終夜運転
線区 区間 運転間隔
京成線 京成上野~京成成田 上下9本(20~50分間隔)
押上・金町線 押上~京成金町 上下9本(20~40分間隔)

 
このほか、成田方面への臨時「シティライナー(成田山開運号)」を運転します。往路が京成上野22時40分発、京成成田23時34分着。復路が京成成田03時00分発、京成上野03:54分着です。途中、日暮里、青砥、京成船橋に停車します。

京成2023終夜運転区間
画像:京成電鉄プレスリリース
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京王も実施

京王電鉄も、京王線新宿~高尾山口駅間、新線新宿~笹塚駅間で、大晦日の終夜運転をおこないます。各駅停車などを概ね60分間隔で運転します。

京王電鉄の2023終夜運転
線区 区間 運転間隔
京王線 新宿~高尾山口 約60分間隔
新線 新宿~笹塚 約60分間隔

 

また、新宿~高尾山口間で臨時座席指定列車「京王ライナー迎春号」を運行します。

新宿発が01:00、02:00、02:50、04:05発の計4本です。停車駅は、新宿、明大前、府中、分倍河原、聖蹟桜ヶ丘、高幡不動、北野、めじろ台、高尾、高尾山口の各駅です。

新宿と明大前は乗車専用で、あとは乗降フリーです。座席指定料金は410円です。

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小田急は早朝の初日の出列車のみ

小田急は2022年大晦日から2023年元日にかけての終夜運転は実施しません。

湘南海岸で初日の出を見るための列車として、元日早朝に江ノ島方面への臨時列車(各駅停車)を運行します。町田04時30分発、片瀬江ノ島05時17分着、片瀬江ノ島05時22分発、相模大野06時04分着です。

このほか、江ノ島方面への臨時特急ロマンスカー「ニューイヤーエクスプレス号」を運転します。往路が新宿04時45分発、片瀬江ノ島05時57分着、復路は片瀬江ノ島07時31分発、新宿08時47分着です。

「ニューイヤーエクスプレス号」は、途中、成城学園前(往路のみ)、新百合ヶ丘、町田、相模大野、大和、藤沢に停車します。使用車両は30000形「EXE」です。

東急、京急、西武などは実施せず

他の主要私鉄では、東急と京急、西武、東武、相鉄、東京メトロ、都営地下鉄が、2022年大晦日から2023年元日にかけての終夜運転を実施しないと発表しています。

終夜運転の規模は全体に縮小傾向です。新型コロナの影響も多少はあるかもしれませんが、それよりも、大晦日に飲み明かしたり、元日未明に初詣に行く人が少なくなっていることを反映しているようです。(鎌倉淳)

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