さよなら「とれいゆつばさ」。2022年運行終了、「のってたのしい新幹線」に後継なし

「現美新幹線」につづき

山形新幹線「とれいゆつばさ」が2022年3月で運行を終了します。後継の「のってたのしい列車」はありません。

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老朽化でお役御免

JR東日本は、山形新幹線の「とれいゆ つばさ」の運転を2022年3月に終了すると発表しました。

「とれいゆつばさ」は秋田新幹線で使用されたE3系を改造し、車内に足湯を設置するなどした「のってたのしい列車」。いわゆるリゾート列車です。

2014年にデビューし、土休日を中心に山形新幹線の福島~新庄間を運行してきました。これまでに65,000人が利用してきましたが、2022年3月を以て運転終了となります。

運行終了の理由は車両の老朽化。2002年製造で車齢は19年ですので、新幹線車両としては寿命ということでしょう。後継となる「のってたのしい新幹線」の投入予定はありません。

とれいゆつばさ

「のってたのしい列車」姿消す

新幹線のリゾート列車としては、上越新幹線の「現美新幹線」も2016年にデビューしましたが、2020年12月に引退しています。「とれいゆつばさ」の引退により、JR東日本の新幹線から「のってたのしい列車」がすべて姿を消します。

「とれいゆつばさ」の引退を前に、限定グッズの販売やイベントの実施も予定しています。詳細は決まり次第発表されます。(鎌倉淳)

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