三陸鉄道リアス線、全線直通列車の時刻表。2019年3月開業ダイヤを発表

悲願の南北統一

2019年3月に開業する三陸鉄道リアス線のダイヤが発表されました。現在の南北リアス線とJR山田線の一部を統合し、盛~久慈間163kmを結ぶ全線直通列車が1日5本運転されます。

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南北リアス線とJR山田線が統合

三陸鉄道は、盛~釜石間の南リアス線と、宮古~久慈間の北リアス線の2路線を持つ第三セクター鉄道です。挟まれている釜石~宮古間はJR山田線ですが、東日本大震災からの復旧工事のあと、三陸鉄道に移管されることが決まっています。

この3区間を統合した新路線は「リアス線」と命名され、2019年3月23日に開業予定(一般営業は3月24日~)。総延長163kmという、全国最長の第三セクター路線が誕生します。

三陸鉄道

開業ダイヤが発表

そのリアス線の開業ダイヤが発表されました。注目の全線直通列車は1日2往復半、上下計5本が運転されます。全線直通列車の時刻表は以下の通りです。

【下り】
盛08:05→08:57釜石09:02→10:28宮古10:44→12:35久慈
盛15:20→16:11釜石16:22→17:50宮古18:15→19:58久慈

【上り】
久慈05:52→07:37宮古07:43→09:27釜石09:33→10:25盛
久慈08:05→09:45宮古10:00→11:26釜石11:33→12:28盛
久慈16:06→17:43宮古17:52→19:16釜石19:40→20:27盛

所要時間はおおむね4時間半程度。宮古駅で比較的長時間停車する列車が多いので、全線乗り通す方も、途中買い出しができそうです。

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快速運転はなし

全線直通列車のほか、久慈~釜石間、宮古~盛間をそれぞれ直通する列車が各3往復運転されます。

移管される釜石~宮古間の運転本数の合計は、1日11往復。そのほか、岩手船越~宮古間に朝の通勤通学列車として下り1本を運転します。

宮古~久慈間や盛~釜石間でも増発やダイヤ修正を行い、全体の本数は現在の南北のリアス線のおよそ1.2倍となります。全て各駅停車で、快速運転は行いません。

三陸鉄道時刻表

三陸鉄道時刻表
画像:三陸鉄道

新駅も開業

JRからの移管区間では、旧山田線の駅のほかに、豊間根~津軽石間に払川駅、津軽石~磯鶏間に八木沢・宮古短大駅を新設し、開業します。

移管区間では陸中山田駅と大槌駅で乗車券の委託販売を行います。それ以外の駅は無人駅です。(鎌倉淳)

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