『レールウェイ マップル 全国鉄道地図帳』発売。428ページ、全国1冊で復活

いまとむかしの線路がわかる

昭文社が『レールウェイ マップル 全国鉄道地図帳』を発売しました。2010年に地方ごと7分冊で発売されたシリーズが、428ページで全国1冊になって復活です。

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鉄道情報を網羅した本格地図

『レールウェイマップル 鉄道地図帳』は、昭文社が「実用系鉄道地図」として2010年にはじめて発売しました。地方別に7冊のラインナップ(北海道、東北、関東、中部、関西、中国・四国、九州)で構成、正縮尺地図に鉄道情報を網羅した本格的な地図として好評を博しました。

その後、改訂版が出ませんでしたが、2020年11月27日に、7冊を集約した全国版『レールウェイ マップル 全国鉄道地図帳』が発売されました。

レールウェイマップル
画像:昭文社ニュースレター

『レールウェイマップル 鉄道地図帳』
体裁・頁数:B5判、本体428頁
発売日 : 2020年11月27日
全国の主要書店で販売
定価 : 3,200円+税

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鉄道関連施設も掲載

『レールウェイ マップル 全国鉄道地図帳』の縮尺は25万分の1(北海道地域は30万分の1、離島地域は35万分の1)で、旧版と同じです。鉄道路線がはっきりわかる見やすい地図に、信号所や車両基地、鉄道博物館などの鉄道関連施設を掲載。ロケ地や景観などの情報も、アイコンでプロットしています。

鉄道路線や施設のほか、地理的視点による考察なども解説コメントとして掲載。眺めるだけでなく「見ごたえ」のある誌面です。

レールウェイマップル
画像:昭文社ニュースレター
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廃線750路線も収録

大きな特徴は、現在運行している路線だけでなく、1945年以降に廃止となった鉄道路線を地図上に表示していること。廃線の掲載数は約750路線。各廃線にも解説を添え、歴史的価値の高い建造物や橋梁、トンネルなどの遺構群もプロットしています。廃線跡歩きや鉄道遺産巡りにも役立つ一冊になっています。

レールウェイマップル
画像:昭文社ニュースレター
レールウェイマップル
画像:昭文社ニュースレター

電子書籍もあり

かつては携行性を重視して7分冊になっていましたが、スマホで地図を見る習慣が広まっているためか、今回は持ち出しをあまり考慮しない428ページの分厚い一冊となりました。携行性よりは資料性を重視した形です。サイズはB5版で、旧版と同じです。

Googleマップなどにはない情報が掲載されていて、車窓を眺める楽しみが増える一冊です。電子書籍版もありますので、タブレットにダウンロードして旅のお供にするのもよさそうです。

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