「プラレール博in TOKYO 2018」に行ってきました。「親子鉄」には人気のイベントで、楽しくもカオスな空間をリポートしましょう。
2018年は池袋サンシャインシティ
「プラレール博」は、その名の通りプラレールの博覧会です。首都圏では「プラレール博 in TOKYO」というネーミングで、毎年ゴールデンウィークに行われています。プラレールの大ジオラマやアトラクションが楽しめ、ゴールデンウィークのファミリー向けイベントとして定着しているといっていいでしょう。
プラレール博は2000年から行われており、近年の首都圏会場は幕張メッセでした。2018年は池袋のサンシャインシティに場所を変え、4月27日(金) ~ 5月6日(日)の10日間にわたり開催されています。
ゴールデンウィークにあわせて開催されることから、超混雑することが知られており、会場はカオスだとか。筆者も、3歳児を連れて、おっかなびっくり出かけてみました。「プラレール博」は初体験です。
圧巻の大ジオラマ
筆者がプラレール博 in TOKYOを訪れたのは、2018年5月2日。期間中では比較的空いているであろう、水曜日の平日です。
開場時刻の午前10時少し前に着いたのですが、会場の裏側というか外側というか、屋外まで伸びるものすごい大行列です。晴れている日だからいいものの、雨天時はどうするのかと心配になりました。
20分ほど並んで、やっと入場できました。2018年初登場の目玉展示である、ドクターイエローの巨大プラレールがお出迎え。
10時に開場したばかりですが、会場はもう大混雑です。
中央には大ジオラマの展示があります。筆者がこれまでに見たなかで、おそらく最大のプラレールジオラマで、圧巻の一言です。
歴代新幹線がずらり。
貨物列車エリアがあったり、東京モノレールが横倒しの線路を上をぐるぐるしたり。普通のプラレールジオラマでは、あまり見られない車両も見どころです。
これはプラレールなのか?
アトラクションとしては、「プラレールつり」「車庫入れゲーム」「新幹線ルーレット」などがあります。
しかし、どれも大行列。「40分待ち」と表示された、「乗ろうよ!大きなプラレール」というアトラクションに並んでみます。
こんな感じです。
遊園地にあるような乗り物で、これはもはやプラレールなのか?という気がしないでもありません。でも、子どもたちは楽しそうです。
アトラクションは、どれも軒並み40分~60分待ちで、筆者は一つ乗っただけでギブアップ。1,000円分(11枚)のアトラクション券を買ったのですが、200円分を使っただけであきらめました。
プラレールでここまでできるのか
会場は3つに分かれています。展示ホールAの「プラレールゾーン」から入り、同じく展示ホールAの「アトラクションゾーン」、そして、展示ホールBです。
展示ホールAの大混雑に圧倒された筆者は、子どもを抱えて展示ホールBへ移動。ここには「プラレールトーマスゾーン」があり、機関車トーマスをテーマにした、見事なジオラマが展開されていました。
「ナップフォードステーション」として、機関庫が再現されていたりして、うーむ、プラレールでここまでできるのか、と感心。
なんとなく、プラレールというのは子ども向けの遊びと思っていた部分がありましたが、大人の趣味の「鉄道模型」に負けないような、豊かな世界観を表現できるのだなあ、と再認識させられました。
何をいまさら、と言われそうですが、筆者が子どもの頃に遊んでいた20世紀のプラレールからは大きく進化していることを、改めて感じました。
昔の車両も販売
「シンカリオン」の大型模型もあり。記念写真ゾーンになっていました。
最後は「プラレールマーケット」。巨大なプラレール販売会場です。
イベント記念商品として、「新幹線200系」や「寝台特急はやぶさ」「トワイライトエクスプレス」といった、いまでは手に入りにくくなった昔の車両が販売されていました。
こういうのを集めるようになったら、もうそれは、「大人の遊び」ですね。
ウワサ通りの大混雑
それにしても、ウワサ通りの、ものすごい大混雑でした。東京近郊だけでなく、遠距離から訪れている観光客も多いようで、プラレール博の人気の高さを思い知りました。
プラレールのジオラマは見ているだけで飽きませんし、アトラクションも珍しく、親子鉄なら絶対に楽しめるでしょう。
ただ、筆者が訪れたときは、あまりに人が多すぎて、結局、1時間半ほどで、すごすごと帰りました。
もう少し空いていたら楽しめそうですが、さすがに幼児連れでこの混雑はちょっと厳しいものがあります。平日でこれですから、土休日はものすごいでしょう。
手頃な入場料で楽しめる
入場料は前売りで大人(中学生以上)900円、子ども(3歳~小学生)700円です。規模に比べて低価格だと思いますが、だからこそ混雑するのでしょう。
入場料には、記念品も含まれます。923系ドクターイエローの中間車と、クリアレッドバージョンのバーティです。訪れた人だけがもらえる戦利品。
夕方に行くのがおすすめ
入園券には当日券もありますが、当日券売り場に並ぶ→入場口に並ぶという手順を踏まなければならないので、混雑時は入場まで時間と手間がかかりそうです。
ですので、前日までに前売券(日付指定)を購入しておくことをお勧めします。前売券はコンビニで買えます。
夕方のほうが空いているようなので、15時くらいに行って、閉会時刻の16時半まで遊ぶほうが快適で効率的かもしれません。(鎌倉淳)