大阪メトロ、森之宮検車場を旅客化。「大阪公立大学前駅」設置へ

2025年開業へ

大阪メトロが森之宮検車場に新駅を作る方針であることが明らかになりました。実現すれば、森ノ宮から森之宮検車場の引き込み線が旅客化され、約1kmが「新線」として開業することになります。

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森之宮検車場に新駅

大阪メトロの森之宮検車場は、JR大阪城公園駅の東側に位置します。隣接して大阪公立大学の森之宮キャンパスが建設される予定で、大阪メトロは、大学へのアクセスのため、森之宮検車区に新駅を設置する方針を固めました。

新駅について最初に報じたのは2022年11月16日の読売テレビで、放送後に取材を受けた大阪市の松井一郎市長が認めました。

朝日新聞11月16日付によりますと、松井市長は「公立大の利便性を高めるために新駅を建設する。公立大のオープンには間に合わせたい」という趣旨の説明をしました。読売テレビによれば、新駅の名称は「大阪公立大学前」などを候補に調整しているということです。

森之宮検車場

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1km弱の「新線」

下の地図で、JR大阪城公園駅の東側、少し離れたところ一帯に広がるのが大阪メトロの森之宮検車場です。その東側の白い大きな建物の南が大阪公立大学の建設予定地です。

森之宮検車場はメトロ中央線森ノ宮駅と線路がつながっています。森ノ宮駅は2面3線のホームを備えますので、検車場側の1線を「大阪公立大学前駅」へ向かう列車の発着ホームとするのでしょう。

新駅の正確な位置ははっきりしないものの、森ノ宮~大阪公立大学前間は1km弱の距離とみられます。すでに引き込み線があるので、新たに線路を敷設するわけではありませんが、旅客営業をする路線としては「新線」になりそうです。

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2025年春までに開業

「新線」の運行形態は明らかではありませんが、まずは短編成で新線区間のみ折り返しをする可能性が高そうです。

中央線本線との直通運転も期待したいところですが、運行系統が複雑になりますし、森ノ宮駅は平面交差となっているためダイヤ上の制約も生じることから、当面は難しいと思われます。

松井市長によれば、大学のオープンには間に合わせたいとのことですので、キャンパス開設が予定されている2025年までには新駅ができそうです。

新駅はJR大阪城公園駅とも接続する構想があり、メトロ利用者以外の利便性も高まりそうです。(鎌倉淳)

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