羽田空港リムジンバスの2015年4月1日ダイヤ改正の時刻表が発表。夕方・夜間の羽田空港~新宿駅は40分に。

羽田空港リムジンバスが4月1日にダイヤ改正を行います。その時刻表が発表されました。利用者の多い夕方から夜間の羽田空港~新宿駅は現在の45分が40分に。5分の時間短縮となりました。

広告

時間短縮は4路線

このダイヤ改正は、首都高速中央環状線の全通を受けたものです。4月1日にダイヤ改正が実施されるのは6路線です。リムジンバスでは、これ以外の東京西部、埼玉方面路線についても順次ダイヤ改正を実施するとしていますが、現時点では改正内容は発表されていません。

新宿線
池袋線
練馬駅・野方駅・中野駅線
吉祥寺線
南大沢駅・京王多摩センター駅・聖蹟桜ヶ丘駅線
所沢駅・東所沢駅線

上記のうち、南大沢線と所沢線は時間短縮はありません。一部便の出発時刻変更が行われるだけです。ですから、4月1日に中央環状線経由に変更になるのは、新宿、池袋、練馬、吉祥寺の4路線のみのようです。

リムジンバス新宿~羽田線新ダイヤ

新宿発の場合、ダイヤ改正後のリムジンバスの時刻の例をいくつかあげると、以下のようになります。

●新宿駅西口→羽田第2
  0700→0730
  0800→0840
  0900→0950
  1000→1050
  1700→1745
  1900→1945

●羽田第1→新宿駅西口
  0800→0835
  0920→1000
  1005→1045
  1805→1845
  1905→1945
  2005→2035
  2220→2248

現在のダイヤより、新宿西口発が10分の短縮、羽田発が5分の短縮となりました。池袋線の場合は、池袋西口発が10分短縮、羽田発が15分の短縮で、時短効果は池袋線のほうが大きいようです。

このほか、中野線は両方向とも5分の短縮、吉祥寺線は両方向とも10分の短縮です。

リムジンバス時刻表

控えめな時間短縮に

新宿線の羽田発は5分の短縮と、中央環状線品川線開通による時短効果は限られたものとなりました。首都高速道路会社の事前予測では、西新宿ジャンクションから空港中央出口の混雑時の所要時間が、約40分から約20分に半減するとしていましたが、それに比べるとリムジンバスのダイヤはかなり控えめな時短となっています。

首都高速道路会社の予測が甘いのか、リムジンバスが保守的なのかはわかりません。中央環状線の出入口が4号新宿線の出入口よりやや遠くなったことが影響しているでしょうし、中央環状線の混雑もまだよくわからない点があるでしょう。また、空港バスはそもそも時間に余裕を持ったダイヤを組んでいます。

そのため、実際に走ってみれば、もう少し早く着くことも多いのではないか、と思います。時刻表通りだったとしても、夕方から夜の時間帯に新宿まで40分というのはなかなか魅力的。京急・山手線の混雑を考えると、これからはリムジンバスで、という人も増えるのではないでしょうか。

広告
前の記事ANAマイレージ制度が4月に大幅変更。陸マイラーにやや厳しく、「マイルの時代」に終わりの予感。
次の記事JR北海道がキハ40を置換える新型気動車を開発へ。更新は2019年度以降で、引退はまだ少し先