北九州市のJR門司港駅前にある旧JR九州本社ビルが、ホテルに生まれ変わります。日鉄興和不動産など4社による共同事業体が市と連携協定を締結しました。1937年竣工の歴史的建築を改修し、客室97室のホテルとして2030年1月に開業する予定です。
門司港駅前の歴史的建築を再生
日鉄興和不動産を代表企業とする「門司築興共同事業体」は2026年11月6日、北九州市と旧JR九州本社ビルの活用に関する連携協定を締結しました。あわせて、建物の所有権を市から共同事業体に移転しました。
旧JR九州本社ビルは、門司港駅から徒歩約1分、門司港レトロ地区の入口に位置します。1937年に三井物産門司支店として建設され、その後、国鉄の鉄道管理局やJR九州北九州本社として使われました。
鉄骨鉄筋コンクリート造の地上6階・地下1階建てで、延床面積は約5,635平方メートル。特徴的な外観や内部の装飾が残り、2017年には日本遺産「関門ノスタルジック海峡」の構成文化財に認定されています。
北九州市は2005年に建物を取得しましたが、本格的な活用には至っていませんでした。市は活用事業者を公募し、2026年3月に門司築興共同事業体を優先交渉権者に選定していました。

客室97室、屋上にはスパ
改修計画では、建物の歴史的な外観や内装を可能な限り保存・復元しながら、ホテルや飲食店などが入る複合施設に再生します。
1階にはレストランやカフェ、物販店などを設け、駅前広場とつながる空間にします。2~6階には全97室の客室を配置。客室面積は19~46平方メートルで、既存の建物の構造や意匠を生かした内装とします。
屋上には関門海峡を望むバーやサウナ、ビオトープなどを設ける計画です。
ホテルの企画・開発・運営はStapleが担当し、建築設計・監理は松田平田設計が担います。JR九州も協力企業として参画する予定です。2030年1月の開業を予定しています。






















