神戸に「都市型水族館」が誕生へ。クラシックカー博物館も登場

神戸市に都市型水族館が誕生することになりました。神戸港新港突堤西地区の再開発で、水族館や商業施設などを組み合わせた提案の採択が決定。BMWやクラシックカーの博物館も設置されます。

広告

メリケンパークの東

神戸港の新港突堤西地区は、阪神高速道路京橋インターの西、メリケンパークの東に位置するエリアです。かつては貨物の積みおろしの拠点でしたが、神戸市が再開発地区に指定して、事業者の公募を行っていました。

公募には3グループが応じ、このうち、住友不動産を代表とする5社連合の事業提案が採択され、その内容が公表されました。

事業計画によりますと、約3万4000平方メートルの敷地に、文化施設棟、業務・商業施設棟(2棟)、住宅棟、駐車場棟の5つのビルが建設されます。

神戸港再開発
画像:神戸市

360度水槽の水族館

目玉となるのは文化施設棟で、「AQUATIC」という水族館施設が入ります。日本初の360度水槽を配した都市型水族館です。「AQUATIC」は大成建設が商標登録している初めてのプロジェクトとなります。円柱形の外観は特徴的で、神戸港の新しいシンボルとなりそうです。

「AQUATIC」の運営は須磨海浜水族園の指定管理をおこなってきたウエスコです。同社は香川県に建設される四国水族館(仮称)にも関わっていますので、今後は須磨、四国、神戸新港突堤の水族館が連携していくことになるのかもしれません。

神戸港水族館
画像:神戸市

BMWの博物館も

文化施設棟には、このほか、桂由美氏のウエディングをテーマとした博物館や、クラシックカーの展示を行う博物館も設置されます。また、業務・商業棟には、BMWのショールームと博物館も設置されます。クルマ好きにも人気のスポットになりそうです。

神戸港再開発
画像:神戸市

JR三ノ宮駅からは1kmあまりとやや離れていますが、旧居留地やメリケンパークエリアとセットで訪れるのには便利で魅力的な場所です。水族館の開業予定は2021年3月。その後、他の施設も順次開業する予定です。(鎌倉淳)

広告