京成アクセス特急が2016年夏も早朝・深夜で増便。毎年運転するなら、そろそろ定期列車に昇格を!

京成電鉄が夏季限定で成田空港への「アクセス特急」を早朝・深夜に増便します。運転期間は2016年7月16日(土)~8月31日(火)で、毎日上下各1本追加運転です。毎年恒例の、夏期限定増便となりました。

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5年連続の夏期限定運転

増便されるのは、6時14分に成田空港駅に到着する早朝の下り列車と、成田空港駅を23時08分に発車する深夜の上り列車です。

成田空港を離発着するLCCには、午前6時台に出発する早朝便や、22時台到着の深夜便があります。通常の京成電鉄のダイヤでは、これらの便では利用できないケースがあります。そのため京成では、利用者の多い夏季のみ、アクセス特急を早朝・深夜に運転しています。2012年夏に始まり、2016年で5年目です。

2016年夏季の早朝「アクセス特急」は、2015年と同じダイヤです。上野5時18分発で、6時14分に成田空港に到着。押上線から利用の場合は、品川発の列車が青砥で接続します。上り深夜は成田空港23時08分発。京成高砂止まりですが、高砂で「普通上野行」に接続し、0時14分に京成上野に到着します。さらに青砥において「普通西馬込行」にも接続します。

下りは定期運転の京成上野~成田空港の始発列車よりも23分早く到着し、上りは成田空港を定期「アクセス特急」より19分遅く発車します。

京成3050系

2016年夏・臨時アクセス特急時刻表

臨時京成アクセス特急の時刻表は以下の通りです。
(2016年7月16日~8月31日の運行)

【下り:上野→成田空港】
上野 5:18発
日暮里 5:22発

青砥 5:31発
(品川4:57発、押上5:22発普通から連絡)

高砂 5:34発
東松戸 5:41発
新鎌ヶ谷 5:45発
千葉NT中央 5:52発
印旛日本医 5:58発
成田湯川 6:05発
空港第2ビル 6:12着
成田空港 6:14着

【上り:成田空港→上野】
成田空港 23:08発
空港第2ビル 23:10発
成田湯川 23:19発
印旛日本医大 23:25発
千葉NT中央 23:31発
新鎌ヶ谷 23:39発
東松戸 23:44発
高砂 23:50着
(高砂で普通上野行に連絡)

高砂 23:53発
青砥 23:55発
日暮里 24:10着
上野 24:14着
(青砥で普通西馬込行に連絡)

青砥 23:56発
押上 24:04着
西馬込 24:40着

価格の安い早朝・深夜のLCCを使える層が広がる素晴らしい列車ですので、そろそろ定期列車に昇格してもいいのではないか、と思わなくもありません。(鎌倉淳)

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