最も海から離れた駅は「海瀬駅」。小海線の新名所になるか

高原になぜ?

国内で海岸線から最も離れた駅は、長野県にある、JR小海線の「海瀬駅」であることがわかりました。小海線の新名所になるのでしょうか。

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糸魚川から112km

JR東日本長野支社小海線営業所が、「小海線に新名所を誕生させたい」と長野県公共嘱託登記土地家屋調査士協会に調査を依頼。同協会が調べたところ、日本国内で海岸線から最も離れた駅は、小海線の海瀬駅であることがわかりました。新潟県糸魚川市の海岸から直線距離で112.77kmあるということです。

ちなみに、2位は神奈川県小田原市の海岸から112.05km離れている上信電鉄南蛇井駅。3位は小海線の羽黒下駅でした。

海瀬駅

かつては湖が

最も海から遠い駅の駅名やその路線名に「海」が付く、というのが面白い点です。小海線には、小海駅や海瀬駅のほかに、佐久海ノ口駅や海尻駅といった、「海」が付く地名が多いのが特徴です。

それには理由があります。小海町のウェブサイトによりますと、平安時代の仁和3年(887年)または仁和4年(888年)に、八ヶ岳(天狗岳)で水蒸気爆発が発生。大崩落によって千曲川が泥流によってせき止められ、海の口から、海尻にかけて大きな湖ができました。また、現在の小海小学校付近の相木川もせき止められ湖ができました(相木湖)。

海ノ口の湖水は寛弘8年(1011年)に決壊して無くなりましたが、相木湖はその後も残り、鎌倉時代の中頃(1300年頃)までは存在していたようです。こうした湖の存在が、この地域で「海」の付く地名の起源になったと言われています。

海岸から最も遠い「海」は、湖の名残だったというわけで、謎解きも簡明。ホーム1面1線の無人駅ですが、小海線の新名所になるのでしょうか。(鎌倉淳)

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