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「カムイ・ライラック」「はるか」など大幅減。JR特急利用者数ランキング2026年お盆版

「南紀」「しなの」も低調

JR各社が2026年お盆の列車利用状況を発表しました。全国的におおむね堅調な利用状況でしたが、全車指定席化を実施した函館線特急「カムイ」「ライラック」や、空港利用者減少を受けた関空特急「はるか」は、前年比20%程度利用者を減らしました。詳細をランキング形式で見ていきましょう。

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2026年お盆の利用状況

JR各社は列車利用状況の統計を「年末年始」「ゴールデンウィーク」「お盆」の3期のみ発表しています。当サイトでは、JR各社が発表した統計をまとめて、各期ごとにランキングにしています。

今回は、「2026年お盆の在来線特急利用者数ランキング」です。2026年8月7日~16日の10日間の統計です。

(配信先で表の表示が崩れる場合は、こちらからご覧ください)

789系ライラック

2026年お盆JR特急利用者数ランキング
順位 列車名 区間 利用者数(万人) 前年比
1 あずさ、かいじ、富士回遊 八王子~相模湖 37.2 101%
2 ひたち、ときわ 我孫子~土浦 30.9 101%
3 サンダーバード 京都~敦賀 23.2 103%
4 リレーかもめ、みどり 鳥栖~江北 20.5 102%
5 マリンライナー 児島~宇多津 17.7 98%
6 ソニック 小倉~行橋 14.9 107%
7 成田エクスプレス 千葉~成田空港 14.3 95%
8 踊り子、湘南 横浜~熱海 12.5 108%
9 しおかぜ、南風など 岡山~児島 11.2 98%
10 はるか 日根野~関西空港 9.9 79%
11 しなの 名古屋~多治見 8.1 94%
12 しおかぜ 児島~宇多津 7.4 98%
13 しおかぜ、いしづち 多度津~伊予三島 7.1 99%
14 カムイ、ライラック、オホーツク、宗谷 札幌~岩見沢 6.9 82%
15 北斗、すずらん 東室蘭~苫小牧 6.6 103%
16 くろしお 和歌山~箕島 6.4 98%
17 きのさき、まいづるなど 二条~亀岡 5.2 105%
18 しらさぎ 米原~敦賀 4.7 103%
19 やくも 岡山~新見 4.5 121%
20 南風 児島~宇多津 4.3 107%
21 いなほ 新潟~村上 4.1 112%
22 南風、しまんと 多度津~阿波池田 4.0 108%
23 ひだ 美濃太田~下呂 4.0 125%
24 わかしお、さざなみ 東京~蘇我 3.7 66%
25 おおぞら、とかち 南千歳~トマム 3.2 102%
26 スーパーはくと 姫路~上郡 2.7 95%
27 こうのとり 大阪~三田 2.7 95%
28 うずしお 高松~徳島 2.7 105%
29 宇和海 松山~宇和島 2.4 101%
30 しらさぎ 名古屋~大垣 1.8 105%
31 ふじかわ 富士~富士宮 1.0 103%
32 しまんと、あしずり 高知~窪川 1.0 98%
33 南紀 松阪~紀伊長島 0.9 84%
34 しらゆき 直江津~長岡 0.9 100%
35 ふじさん 御殿場~山北 0.8 107%
36 サンライズ出雲・瀬戸 静岡~浜松 0.6 113%
37 伊那路 豊川~本長篠 0.2 98%

※「マリンライナー」は快速列車。
 

上記のランキングは、JR各社から広報発表された数字をまとめたものです。JR各社によって、区間選定の基準などがばらばらであることをご承知おきください。

ランキング下位では、百人単位の四捨五入が順位に影響している場合もあります。四捨五入の単位が発表元の各社・支社により異なることもあり、1万人以下のランキングの細かい順位の違いにあまり意味がない点も、ご留意ください。

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「あずさ、かいじ、富士回遊」が独走

2026年のお盆の特急列車利用者数でトップに立ったのは、中央東線特急「あずさ、かいじ、富士回遊」です。例年、夏に利用者の多い列車で、今年も37.2万人と独走しました。おそらくはお盆時期として過去最高です。

2位の常磐線特急「ひたち、ときわ」は30.9万人です。3位が北陸線特急「サンダーバード」で23.2万人、4位が長崎線特急「リレーかもめ、みどり」で20.5万人です。

「リレーかもめ、みどり」は、前年は九州豪雨の影響で伸び悩み、その反動増も期待されましたが、今年は熊本地震の影響を受けたとみられ、前年から微増にとどまりました。

5位は快速「マリンライナー」の17.7万人。6位が「ソニック」14.9万人です。「ソニック」は昨年の九州豪雨の反動で、前年比107%と盛り返しました。

対前年で伸び率が高かったのは「ひだ」125%と、「やくも」121%、「サンライズ出雲・瀬戸」の113%です。いずれも、前年は大雨の影響で運休が生じていました。その反動といえます。

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「NEX」「はるか」低調

東西の空港特急は低調でした。「成田エクスプレス」が14.3万人で前年比95%となり、7位に転落。関空特急「はるか」は9.9万人で前年比79%となり、10位に転落しました。

JTBによれば、お盆の日本人の海外旅行客は前年比9%減。その影響を受けたようです。

さらに「はるか」は万博の反動減に加え、中国人観光客の激減により、関西空港の利用者が減ったことを反映しているようです。「成田エクスプレス」は、8月13日から14日の千葉豪雨で運休が生じたことが響きました。

千葉豪雨の影響については、外房線・内房線特急「わかしお・さざなみ」の利用者が3.2万人にとどまり、前年比66%に落ち込みました。外房線はいまも一部区間で運休が続いています。

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全車指定席化の影響

函館線特急「カムイ・ライラック」なども前年比84%の6.9万人と低迷しました。この春から全車指定席にした影響のようです。

JR東海でも、紀勢線特急「南紀」、中央線特急「しなの」、高山線特急「ひだ」について、2025年冬より多客期に全車指定席化しています。その結果、「南紀」は前年比84%、「しなの」は94%と低迷しました。

「ひだ」は125%と健闘していますが、前述したように前年に大雨で利用者が大幅に減少しており、その反動とみられます。

全般的には、全車指定席化を実施した場合、繁忙期には利用者が減少するという、至極当たり前の結果になっています。(鎌倉淳)

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