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道後温泉に第3の外湯「飛鳥乃湯泉」がオープン。本館は修理工事に

聖徳太子にちなんだ建物

愛媛県松山市の道後温泉に、新しい外湯が登場します。「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」で、2017年9月26日に営業開始。一方で、道後温泉のシンボルでもある「道後温泉本館」は、2018年秋以降に保存修理工事に入ります。

本館は築120年超

道後温泉には、国の重要文化財に指定されている「道後温泉本館」と、地元住民の利用が主体の「道後温泉椿の湯」の2つの外湯があります。いずれも松山市営の公衆浴場ですが、道後温泉本館は愛媛県のシンボルとして親しまれ、観光客主体に年間81万人もの利用者があります。

道後温泉本館は、もっとも古い神の湯本館棟が1894年(明治27年)築。建築から120年が経過し老朽化が進んでいるほか、耐震面でも課題があり、保存修理が喫緊の課題になっています。

しかし、道後温泉本館は文化財としても観光資源としても大きな存在感を持つだけに、工事開始による集客力の減少が懸念されていました。そこで新しい観光客向けの施設である「飛鳥乃湯泉」を建設し、「第3の外湯」としてオープンさせた後、道後温泉本館の修理を開始することになったのです。

道後温泉飛鳥乃湯
画像:道後温泉ホームページ

源泉掛け流し

新設された「飛鳥乃湯泉」は、地元客向けの「椿の湯」と隣接しており、道後温泉本館から徒歩3分ほどに立地します。鉄筋コンクリート造の地上2階、地下1階建てで、飛鳥時代風の外観が特徴。これは、聖徳太子や斉明天皇が道後温泉を訪れたとされる伝承にちなんだものです。

屋根の上には、道後温泉のシンボルである塔屋を配置。館内は、開放的な大浴場と、道後温泉本館にはない露天風呂を設けました。道後温泉本館と同じく、加温も加水もしていない源泉かけ流しの湯も売り物です。

利用料金は大人600円

休憩室として、約60畳の大広間を備え、貸切用の個室や特別浴室も設けられています。ちょっとした立ち寄り湯としての利用から、家族での温泉リゾートにまで対応できる設備です。

「飛鳥乃湯泉」の浴場など主要施設は2017年9月26日午前7時から営業を開始。今後、椿の湯との間にある中庭の整備を続け、12月にグランドオープンする予定です。

料金は1階浴室が大人600円、小人(2歳以上11歳以下)300円。特別浴室は大人1,650円、小人820円で、別途1組2,000円が必要です。

アクセスは伊予鉄道の道後温泉駅から徒歩5分ほど。路面電車での市内観光のついでに立ち寄りたい湯です。(鎌倉淳)