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スワンナプーム空港にLRT新線も。バンコク都市鉄道4路線、総延長65kmを計画

総事業費約1,750億バーツT

タイ・バンコク首都圏で、総延長64.8kmに及ぶ都市鉄道4路線の整備が計画されています。総事業費は約1,750億バーツ(約7,100億円)。スワンナプーム空港に乗り入れる新路線も含まれます。計画の概要と今後の見通しを紹介します。

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都市鉄道4路線を計画

タイ大量高速輸送公社(MRTA)は、バンコク首都圏で4路線の都市鉄道整備を計画しています。現地経済紙「バンコク・ビズ・ニュース」がMRTA総裁の説明として報じました。

対象はブラウンライン、グレーライン、シルバーライン、ライトブルーラインの4路線です。総延長64.8km、総事業費は約1,750億バーツに上ります。各路線の概要は以下の通りです。

・ブラウンライン:ケーライ~ラムサーリー(22.1km、20駅、約417億バーツ)
・グレーライン:ワチャラポン~トンロー(16.3km、15駅、約290億バーツ)
・シルバーライン:バンナー~スワンナプーム空港(19.7km、14駅、約890億バーツ)
・ライトブルーライン:ディンデーン~サトーン(6.7km、9駅、約147億バーツ)

いずれも既存の都市鉄道を補完する路線として計画されています。現時点では事業化に向けた準備・検討段階で、建設は始まっていません。

バンコクMRT
 

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空港に新アクセス線

4路線のうち、旅行者に最も関係が深いのがシルバーラインです。バンコク南東部のバンナー交差点から、テーパラット通り(旧バンナー・トラート通り)に沿って東進し、スワンナプーム国際空港の南側に至ります。全線高架のLRT(軽量軌道交通)として計画されています。

バンナー~タナシティ間の14.6km、12駅を第1期、タナシティ~スワンナプーム空港間の5.1km、2駅を第2期として整備する計画です。

現在、スワンナプーム空港には、バンコク中心部のパヤータイ方面を結ぶエアポート・レール・リンクが乗り入れています。シルバーラインが完成すれば、バンナー方面からも別のルートで空港へ鉄道アクセスが可能になります。

ただし、空港側の接続方法は確定していません。MRTAは、空港南側の旅客ターミナルへの接続について、タイ空港公社(AOT)と協議しています。今後約1年間で計画の詳細を検討し、2028年に政府の承認を求める方針です。

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ブラウンライン

ブラウンラインは、バンコク北西部のケーライから、東部のラムサーリーまでを結ぶ路線です。

ケーライからンガームウォンワーン通りなどを東進し、ナワミン通りを南下してラムサーリーに至ります。モノレール方式を採用し、起点のケーライ付近では、既存のパープルライン、ピンクラインとの接続を計画しています。

路線の一部では、新たに計画されている高速道路と用地を共用するため、MRTAがタイ高速道路公社と協議を進めています。この調整に時間がかかっており、政府への承認申請は当初予定の2027年から2028年に遅れる見通しです。

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トンローにも新線

グレーラインは、バンコク北東部のワチャラポンから、スクンビット地区のトンローまでを結ぶ路線です。プラディット・マヌータム通りなどを南下し、ペッチャブリー通り、トンロー通りを経てスクンビット通りに至ります。高架モノレールとして整備する計画です。

日本人旅行者にもなじみのあるトンロー地区と、バンコク北東部を結ぶ新たな交通手段となります。すでに環境影響評価(EIA)を終えていますが、事業主体がバンコク都からMRTAに移管されたため、計画の詳細を見直しています。

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都心縦断の新線

ライトブルーラインは、バンコク都庁第2庁舎があるディンデーン地区から、サトーン地区のチョンノンシーまでを結びます。マッカサン、ペッチャブリー通り、ウィッタユ通り、ルンピニー公園付近を経由し、BTSシーロム線のチョンノンシー駅付近に至る計画です。

こちらもバンコク都からMRTAに移管された事業で、現在は事業化に向けた調査を準備しています。MRTAはシルバーラインとグレーラインの事業を先行させ、その後にライトブルーラインを進める方針です。

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開業は2030年代か

MRTAが公表している従来の工程表では、ブラウンラインが2032年2月、グレーラインとシルバーラインが2033年10月、ライトブルーラインが2034年6月の開業予定となっています。

ただし、ブラウンラインは政府への承認申請が遅れる見通しで、ほかの路線も計画の見直しが続いています。いずれも今後、政府の承認や事業者の選定などが必要です。従来の工程表通りに開業できるかは不透明です。

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